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いろんな介護施設を紹介しています

今回は「シニア向けマンション」です。

これは「施設」というより「住宅」
歳をとっても住みやすいマンションを購入するってことなので簡単明瞭。
公的介護施設のような「わかりにくさ」
ありませんので、気軽に読んでください。

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1)公的と民間の違いは?
これまで紹介した公的施設は、国により
「施設基準」「人員配置基準」が決められているため、一定の水準が保たれているという点ではいいんですが、逆に差別化が難しいんです。

一方、民間のシニア向けマンションは、
「設備基準」や「行政への届け出の義務」がないため、販売会社が独自に決められる部分が多く、それが価格やサービス内容などにあらわれています。

これは裏を返せば、よく見て考えて選ばないと失敗するリスクがあるということです。


2)検討のタイミングは?
「家族で介護ができなくなったら施設へ・・・」っていう段階で探すというよりは、もう少し元気な段階で検討するのが、
シニア向けマンションになりますね。

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3)介護施設との違いは?
施設は、やはり「集団生活」です。

食事は、食堂でみんなで同じものを食べますし、献立も決まっています。
今日の気分では選べませんし、私好みの味付けもないです。

外出や余暇時間の過ごし方、起床・就寝時間なども施設ごとにルール(規律)があり、
自分の生活リズムは、施設側の都合(シフトなど)で決まってしまう側面もあります。

以前、ある方が「介護施設?あぁお年寄りの保育園ね」って笑いながら話していたのを思い出しました。
例えはともかく、でも集団生活っていう意味では、そんなに外れていないかもしれません。

この点、利便性、機能性、安全性など歳をとっても自由快適に過ごせるマンション。
自由気ままに老後を謳歌できそうですね。

その他にも、老後生活を満喫させてくれる
娯楽設備やレクリエーションが豊富です。
公的施設には、プールやサウナ、ラウンジなどはないですからね。

1階にクリニックや買い物ができる物件もあったり、至れり尽くせりの環境です。


4)物件の紹介
けっこう高額な物件が多いです。
現状では、富裕層をターゲットにしているようですね。


5)有料老人ホームとの違いは?
「シニア向け分譲マンション」
は、
よく「有料老人ホーム」と比較されます。
この2つの「住まい」は、外見だけで違いがよく分かりません。

一度、富裕層向けの物件を見比べるといいと思います。

2つとも、とにかく豪華です。
この自由度が民間施設の良さですね。


で、大きな違いは「権利形態」になります。
ここだけは重要ですので整理しておきます。

⚫シニア向け分譲マンションは「所有権」

そのため「資産」になります。家族に相続することができるし、売却、賃貸をすることもできます。

⚫有料老人ホームは(多くは)本人限りの利用権方式」

入居者(本人)が亡くなると権利が消失してしまうので、家族などが相続権を得ることはありません。
だれかに譲渡などもできないんです。

民間の高齢者施設を選ぶときは、
この「権利形態」をよく理解した上で選択することが重要になります。
公的な介護施設では、考えなくていいところですが、民間の高齢者施設の場合には、「お金・費用」にすごく関係しますので。

6)まとめ
今回紹介したシニア向けマンションを老後の住まいの選択肢に入れられる方は、
「羨ましい・・・」の一言に尽きます。

庶民としては、もう少しお手頃価格な物件がでてくるといいなという段階です。

あとは「建物」を新たに作るのではなく、
空き家をうまく活用して、高齢者向け住居
エリアをつくれたらいいですね。

豪華で快適なマンションもいいですが、
医療、介護、買い物、移動手段、余暇活動、他者交流など、高齢者の困り事に特化した
暮らしやすい「地域」をつくることも考えていきたいですね。



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