No.026~No.033 読んだ本まとめ

今日は、読んだ本の感想をまとめて8冊分どっと書いていこうと思います!

本年もどうぞよろしくお願いします!

それでは早速やっていきましょう!(テンション高めでお送りします)

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No.026 楽園のカンヴァス 原田マハ著

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者、早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは────。山本周五郎賞受賞作。(出典 新潮文庫 あらすじ より)

絵画の研究ってどうやるんだろう、と思ってたので、その一端を知れて良かったです。謎の古書もラストで意味がわかると、全体が繋がって、とってもスッキリしました。次ニューヨークに行ったら絶対MoMA行こうと思います。


No.027 ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 櫛木理宇著

近づくクリスマス。こよみちゃんとのイヴデートを夢見る森司をよそに、オカ研には緊急の相談が。七不思議「ササラ先生」。夜の学校に現れ、怒らせると家を訪ねてくるというそれが、真夜中に部屋の窓を叩いて呼びかけてきた――。戦慄の七不思議誕生に隠された衝撃事件とは? 閉ざされた学校で膨れ上がる怨念が、森司たちを追い詰める! ほか、掛け軸を抜けだす女、進化する瑕疵物件など、恐怖も恋も止まらないシリーズ第17弾。

森司とこよみちゃんの距離がどんどん近付いていくのが最高です。
瑕疵物件の話では、話の噛み合ってない娘にゾッとしました。純粋って怖い。


No.028 コンビニ人間 村田沙耶香著

「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて……。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。

回想シーンで、死んだスズメを見て、焼き鳥にしようと言うのが怖すぎます。
古倉恵子がコンビニを自身の中に組み込んで、そのことに幸福さえ覚えている様がとにかく恐怖でした。


No.029 一九八四年 ジョージ・オーウェル著

“ビッグ・ブラザー"率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。解説/トマス・ピンチョン。

時間をかけてじっくり読みました。
敵がコロコロ変わるのにいつも戦争をしていて、敵が変わる度に書類を書き換え、演説をしている人でさえ罵る相手をその場で何事もなかったように変える。
ニュースピークという言語を生み出すことで思考できる範囲を定める。
ずっと冷や汗をかいていた気がします。読み返したい一冊。


No.030 暗幕のゲルニカ 原田マハ著

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレータ ー八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!

恥ずかしながら、ゲルニカがどういう背景で生まれた作品か知らなかったので、勉強になりました。原田マハ先生の本は、史実とフィクションの混ぜ方が本当に巧妙で惚れ惚れしますよね。あと、ドラ・マールが好きになりました。


No.031 知念実希人 神話の密室 天久鷹央の事件カルテ

まるで神の御業のような不可思議な「密室」の謎。アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で泥酔を繰り返す人気小説家。キックボクシングのタイトルマッチ、勝利の瞬間にリングで死亡した王者。かたや厳重な警備の病院で、こなた千人以上の観客が見守る中で。まるで神様が魔法を使ったかのような奇妙な「密室」事件、その陰に隠れた思いもよらぬ「病」とは? 天才女医・天久鷹央が不可能犯罪に挑む。現役医師による本格医療ミステリ!

安定の面白さ。ひとつめの短編が特に好きです。


No.032 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく 太田紫織著

クリスマス目前の旭川。正太郎の友人・百合子は担任の磯崎に、櫻子が懇意にしている薔子の別荘に誘われる。しかし高名な画家の持ち物だった邸には、美しくも不気味な蝶の絵があり、おぞましい秘密が隠されていた。一方百合子の友人、蘭香は、元警察官の山路と出会う。彼はなんと櫻子の弟を殺した犯人が見つかったと告げる。しかも「亡霊」たちが正太郎を操り、櫻子に復讐させるつもりだと言い…。運命的バディの選択は果たして!?

話が進まない&新刊が出た時しか読まない(つまり年一くらい)せいで、伏線を相当忘れてましたねぇ。あとで読み直そうと思います。あまりしたくはないけど、完結するまで待った方がいいのかもなぁ。


No.033 街並みの美学 芦原義信著

これだけ小説じゃないです。面白かったので載せてみました。


No.034 ふがいない僕は空を見た 窪美澄著

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

これは学校の図書館で読んだので、画像がないです。すみません。

単行本ってあらすじが書いてないから雰囲気で借りてきたんですけど、序盤から結構攻めてるので、教室で読むのはオススメしません(笑)。連作長編なので視点が変わるたびに新たな発見があります。ある人から見たら違和感のある行動だったり、誤解を招いてしまうけど、相手にしてみればそうせざるを得ない行動だったりするわけで。面白かったです。


というわけで、ざっくりまとめて本の感想でした!

最近は原田マハ先生の本をよく読んでます。僕は絵画に明るくないので、いつも新しい発見が多くて楽しいです。

明日本屋に行く予定なので、また何冊か買うつもりですが、いい加減自分の創作にも取り掛からないとなぁ、と思っております(笑)

それでは。


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