おみくじの「教え」
世間では新年早々辛いニュースが連日絶えない。特に、元旦に襲った大規模な地震の報道には、胸が苦しくなった人も多いのではないだろうか。私もそのうちの一人だ。心に余裕がなくなると、いつも周りが見えなくなる。そしてその焦りはしばしば人に何かしら危害を与えてしまうことも少なくはない。
元旦の夜遅く、家族で地元の神社へ初詣に参った。参拝を終えた後、毎年恒例のおみくじを引いた。結果は中吉。まずまずといったところである。色々と今年の道標が書かれていたが、特に目に止まったのは裏に書かれていた「教え」だった。
「思いやりの心が乏しいと人の悪いところだけが目につく」だそう。
これを見てハッとさせられた。いつ何時も親切にできていたか振り返ってみると、様々な節が思い当たる。普通に言えばいいのになぜか意地悪な言い方をしてしまったり、考えなしに物を言ってしまったり。それは、きっと心の余裕の無さから来るのだと思う。
おみくじの教えに説教された気分になった。
"Be nice to everyone"
今年は誰にでも親切に、思いやりの心を持って接するように心がけようと心に決めた日になった。大吉が良かったと思っていたが、自分に足りない部分を教えてくれた「ちょっと」冴えない中吉に感謝している。
そして、皆さん新年を迎えた喜びの一方で、複雑な気持ちを抱かれている方も多いと思います。一人でその気持ちを抱え込まずに、辛い時は身近な人に打ち明けてみてもいいかもしれません。少し楽になって心に余裕が取り戻されるかなと思います。
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