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社会保険労務士の資格はわたしには必要ないのでは

女性SR繁盛会 西野亜紀です。

先日、とあるキャリアのご相談を受けていた時
医師を目指したけれど、医学部に入れず別の道を選んだ、
という方が

「でも、ならなくてよかった、って思ってるんですよ」

と言っていて、そうですか~と聞きながら
思いだしたことがあった。

わたしは、社会保険労務士試験を6回受けました。

最初の2回は記念受験だったから別になんとも思わなかったけど
残りの4回は、本当に人生を賭けて臨んでいて
3回目落ちた時は本当につらくて、受験生仲間に

「わたし、会社員として働いていて今も充実してるし
もう別に社労士の資格なくてもいいと思うんですよね」

と言ったら、

「いるかいらないかは、取ってから決めないとわからないよ。
僕もいるかいらないかと言ったら別になくたって仕事はできる
(その方は人材派遣会社の社長)
でも、社労士になって出会う人が変わって、
出会う人が変わったら仕事も変わった。
これは、社労士にならなかったらわからなかったことなんだよね。

とはいえ、なかなか取れないから辛くてそう言っちゃうんだと思うけど
僕はあなたと同じような仕事をしていて、働く人を笑顔にしたいっていう似た志を持っていて、だからこそ諦めてほしくないと思ってしまう。
これは僕の勝手な思いなんだけども。」

と言われたのでした。

その時は、欲しくて欲しくてたまらないのに手が届かないつらさが上回っていて、

そんなこと言ったってわたしはバカだから合格できねーんだよー!!!!

と叫びたい気持ちでいっぱいでしたが(笑)
今になって思うと、そう言って留まらせてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

社労士になったからこそ出会えた人がたくさん、いた。

もちろん、社労士にならなかったから出会えたひともいたと思うから、諦めない一択がいいことというわけではないのですが

必要ないんじゃないか、とかカッコつけずに


欲しいけど、手が届かないつらさに耐えられないからもうやめます

って素直に言いなよ、とあの頃の自分には言ってあげたいなぁと「医者にならなくてよかった」と言うご相談者様の話を聴いていて思ったのでした。

どんな道を選んだとしても

やせがまんじゃなく、今、この道が最善だと思えるのならそれでいいよね。


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