中華製 激安自転車コンポーネント SENSAH11sを導入してみた話(前編)

 現在SNSで話題になっているSENSAHという中華製コンポーネントがあります。雑誌や店頭では全く露出しないので、業界的にはまだまだブランドとしての価値は認められていないとは思うのですが、それでも手頃な値段で11sコンポーネントが手に入ってしまいます。

 筆者も気になってはいたし値段も安い。そして丁度10sの4700ティアグラコンポーネントのロードがあったのでこれを11sにしてみようと思い、なにも考えず気がついたらAmazonでポチっとしてしまった次第でございます。

ポチったパーツは下記の通り

・SENSAH empire 11s 炭素繊維仕上げ 19,800円
・CS-R8000 11-28T 6,830円
・FCS11sチェーン 2,399円
・ブレーキケーブル 469×2 938円

ブレーキは既にR8000アルテグラブレーキを組み付けてあったし、クランクは現在のPraxis Worksのクランクで気に入ってたので主に変速系統のコンポーネントのアップグレードです。

**上記の合計金額が税込で29,967円程 **

なんとアンダー3万円で10sバイクを11sにアップグレードすることができます。
因みに私が購入したempireシリーズはカーボン仕上げとメタル仕上げがあります。
お値段はカーボン仕上げ>>メタル仕上げでおよそ4000円程安く購入できます。
また、カセットスプロケットも105グレードのR7000にすれば更に予算を削ることも可能です。
アンダー25,000円でなんと自転車が11sに出来ちゃいます。
これはなかなか衝撃的です。なぜならシマノ ならデュアルコントロールレバーだけで
105グレードのR7000なら25,795円 アルテグラのR8000は36,288円します。デュラは言わずもがな。

**開封してみた **


さてAmazonでポチったら翌日には自宅に届いてました。
早い、早過ぎるっ!!!
重量を測定してみたところ

シフター右 208g
シフター左 216g
FD 95g
RD 187g
となかなか軽量です。
流石にデュラエースには敵いませんが
現行アルテグラには肉薄する軽さだと思います。

付属品はシフトケーブルのみです。

シフター


シフターはレバーがカーボン製。
そしてこのレバーはブレーキもシフト操作も完全にこのレバーで操作できるように統合されてます。
非常にユニークな構造でシマノのSTIとは使い勝手が完全に異なります。
レバーを1本に完全にインテグレートしたことも軽量化に一役買っているのでしょう

握りについては4700ティアグラと大差ありません。
ブレーキレバーの動きもスムースです。

なお先程シフトケーブルは付属ということで記載させて頂きましたが、梱包時に既にシフトケーブルは通った状態で発送されております。ブレーキケーブルは付属してないので注意が必要です。

筆者は重量測定のためにケーブルを抜き取りましたが、再びケーブルを通すのに難儀したので「既に通してあるものをわざわざ抜くのはやめておけ」とだけは述べておきます。

あとは組み付けてどうかというところですね。

FD


フロントディレーラーは直付け式です。
なので直付け台座がない古いタイプのフレームなどは、別途バンド固定の変換アダプターを購入する必要があります。

ですから直付け台座がないタイプの自転車に組み付けたいとなると重量面のアドバンテージは無くなってしまうかなと思います。

シマノ のFDは9000デュラの時代からワイヤー固定部とピボット(支点)の距離が長くなり、ワイヤーの引きが劇的に軽くなりましたが、こちらのFDはピボットと固定部の距離が短く7900系以前の引きの重さになる予感がします。

RD


リアディレーラーは至って普通。
ちゃんと両方のプーリーにベアリングが入っていたりで、なかなか作りは良いです

バネのテンションがシマノ より若干緩いかなーといった感じ。

まとめ

とりあえず本稿は開封編として、組み付け前の感想をレビューしました。とりあえず初回の感想としては2万円以下のコンポーネントとしては非常によくできていると思う。

現在組み付けている最中ですので今週中には組み上がって実走インプレも載せられると思う。

というわけで後編に続きます。



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