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pâtissière/photographe エスルセットと読みます パフェを1つの表…

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pâtissière/photographe エスルセットと読みます パフェを1つの表現として、試作、撮影、仕込み、当日の組み立てまで全て一貫して行っています

最近の記事

カフェ営業 2024summer

今年も『Écumeなペッシュメルバ』のカフェ営業を開催します。 予約が取れない方が多くいる状況を考慮し、今年は「席のみ予約」枠は設けず、Écumeなペッシュメルバを食べる会のみとさせていただきます。 青柚子ソーダフロートやアイスミルクティ、温かいお茶もあります。 マカロンやソルベもご用意していますのでご希望の方は追加でご注文いただけます。 営業日程 8月 23(金)18:00 25(日)11:00、13:00、15:00、17:00 28(水)13:00、15:00、17

    • causticsのプリン

      1ヶ月半のcaustics営業ありがとうございました。 causticsにはグラスの下部に東方美人という烏龍茶を使ったプリンを配置しました。東方美人は個人的にも大好きなお茶で、causticsでは隣接するサクランボとのバランスを考え選択しました。普段のプリンよりキャラメルの焦がし具合も浅めにし、お茶の風味をできるかぎり損なわないようにしています。 causticsの余韻を長く味わっていただきたく「causticsのプリン」営業を数日間行います。パフェに入っていたときよりサイズ

      • caustics

        2024年 4月下旬 試作スタート 5月上旬 フレッシュな桜の葉を使いたく、母の友人の玲子さんの果樹園にある、啓翁桜、八重桜、ソメイヨシノの3種類の葉を試作用に送ってもらう。玲子さん、お母さん、ありがとう。 届いた袋を開けた瞬間は啓翁桜の香りが抜群によくてクラクラ。それぞれの桜の葉でジェラートを試作。ジェラートにすると生葉ではそんなに香らなかったソメイヨシノが一番芳醇な旨味でおいしい。杏仁ぽさがある☆☆☆星3つ。3つが最高点。トップのジェラートはこれで決まりそのあとの展開を

        • 集いの菓子箱

          一気に春めいてきているこの頃ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。たまにはリラックスできる時間が過ごせていますように。 さて、いまさらながら“年末の集い”のためにSablierさんに作っていただいた「水鏡」について振り返らせてください。 自分のパフェを他の方の視点から焼菓子にしていただくという貴重な経験をしました。しかもそれを信頼しているパティシエの方に作っていただけたのだから私にとっても幸せな出来事でした。 特にSoupirの中層に使用していた嶺頭単欉を使った薄焼きサブ

        カフェ営業 2024summer

          いつも丁寧に向き合ってくださる方へ

          このnoteはいつも丁寧に向き合ってくださる方に宛てて書いています。 自分のことだなぁと思われる方はお進みください。 -- 昨日で豪徳寺のアトリエを開けてから2年が経ちました。 すべてが理想通りというわけにはいかないけれど、真摯に向き合ってくださる方々のおかけで2年間自分なりに納得のいくものを作り続けることができています。 いつもお付き合いくださっているみなさま、ありがとうございます。 新作のパフェが始まると一つでも多く届けることが自分のミッションとなり、すべてを捧げてし

          いつも丁寧に向き合ってくださる方へ

          Râpeux

          とても当たり前のことだけど、茶葉も自然のものだから同じ種類でも採れた時期によって味わいがすごく変わるんだよね。 手元に確保できた分だけしか作れない今回のパフェ Râpeux。絶対この茶葉じゃなきゃって思えるものに出会えたことも幸せなことだと思う。 そこに添えられる様々な味わいはとても繊細なものだから、食べに来るときはできるだけ整えて来てほしい。 それは個人の自由だけど、冴えた状態で来ることができたら、より楽しめると思う。 楽しむために出来ることを。 ぜひ楽しんでほしい。

          ふさわしい場所

          2023年8月11日〜9月20日の期間、当アトリエにて夏のカフェ営業と共に陶芸家 新見麻紗子さんの作品展示を行いました。 ご参加いただき、楽しんでくださった皆さん、ありがとうございました。 今回の展示は今年の6月くらいに、私のアトリエで展示をしてみたいと新見さんからご相談いただいたことがきっかけで開催に至りました。 元々私は新見さんの器のファンでお店では器を使わせていただいていて、「Écumeなペッシュメルバ」 を提供するカフェ営業がやってくるベストなタイミングだったので

          ふさわしい場所

          新見麻紗子 Exhibition

          夏のカフェ営業期間(完全予約制)に合わせて、当アトリエで陶芸家 新見麻紗子さんの作品展示を行います。 入り口エリアにて20〜30点ほどの作品を展示・販売致します。 カフェ営業に予約来店された方はご覧いただけるほか、平日20:15〜20:45の時間帯には予約不要でどなたも作品をご覧いただけます。 ご購入いただいた作品はその場でお持ち帰りいただけます。 9月の会期は決まり次第追記致します。 普段当店ではマカロンの店内提供にて新見さんの器を使用させていただいており、この度の夏のカ

          新見麻紗子 Exhibition

          Exhibition 「Gimmick」

          -以下、展示ステートメントより一部抜粋- “パフェを作りはじめて、少しまとまった時間が経ち、これまで27作のパフェを作ってきました。 普段皆さんの前に提供するのはグラスに仕上げた姿ですが、完成するまでに手にする素材それぞれにとてつもない美しさを感じています。 本展は、これまでパフェを作る過程で捉えてきた視点を抽出し、空間も含めながら構成したものです” 今年の終わりに、パフェに纏わる写真展を数日間開催する運びとなりました。作品数13点ほどの小規模な展示です。 -会期情報

          Exhibition 「Gimmick」

          Anonyme

          パフェを食べてくれた宗形直輝さんから感想をいただいて、他の食べてくれた人が読んでくれたら体験の反芻になるんじゃないかなと思いました。 ご本人に了承いただいたので記載します。 内容のネタバレ含みますので後半日程で召し上がられるかたは、食べたあとに読んでいただけるとご自身と違った視点や同じ視点を振り返られて面白いかと思います。 ------ いつもより横に広い構造で、食べすすめる方向の指向性が低かったこともあってか、ストーリーより印象派の絵画のような雰囲気を感じました。 チタ

          いつも遠方からパフェを食べに来てくれる方へ

          いつも遠方からパフェを食べに来てくれる方へ向けて書いています。 おげんきですか?いかがお過ごしでしょうか。 私は最近市場からスイカを運ぶ日々ですが、車やバイクを持っていないので大きなバックにスイカを入れて肩に担いで運んでいます。 平日はビジュアル制作の会社で働いたりしているので出社前に市場でスイカやその他果物などを仕入れ、背負って仕事にいったりしています。 あまりの重さを見かねて、同僚の方がキャリーカートをAmazonで探してくれました。 キャリカートを引いて歩くときの振動

          いつも遠方からパフェを食べに来てくれる方へ

          zéphyrポスター額装の話し

          先週末から新作パフェzéphyrがスタートしました。 今回のポスターも相樂さんにデザインしていただいています。 いつも素敵なポスターをありがとうございます。 このポスター、縁にとても細い黒線があります。 ポスターと貼る面(壁)との境界を見せているのだそう。 いつもパフェのポスターはフレームにいれて店先に掲示しているのですが、フレームにいれてしまうとせっかくの黒縁が隠れてしまうので、初週はプリントをハレパネに貼ってそのまま掲示してみました。 ※初週の様子 いつもは左の

          zéphyrポスター額装の話し

          京都Fabパフェ

          10/11、12の2日間で京都にあるFabCafe Kyotoにパフェを作りにいきます 先日発売した全チケット完売となっています お申し込みいただいた皆さま、ありがとうございます おそらくほとんどの方がFabパフェ初体験かと思います 簡単に今回のパフェについて説明します リバイバルで2017年の5月に出来たMintopia🌱と2018年の8月に出来たRêverie🍇の2種類を作ります ミントピアとレヴリと読みます 過去のパフェなのでまた今の思考とは違うものがあるのですが

          京都Fabパフェ

          パフェ本

          10/19に小学館よりパフェ評論家 斧屋さんが「パフェ本」という書籍を出版されます。 斬新なテーマ毎に全国のお店の108本のパフェが紹介されるそう。 Fabパフェへの取材も行っていただき、レシピや作り方の取材ではなく、パフェの周りにあるふわふわしたものまで真摯に丁寧に取材していただきました。 ただの商品情報としてではなく、周りのふわふわを実際の文字原稿に落とし込まれたことは初めての経験でした。 そういう側面からもこれまでになかったパフェの本になっていると思います。まだ完

          パフェ本