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避難確保計画・非常災害対策計画・消防計画・自然災害BCPの関係性🚑

https://www.mhlw.go.jp/content/000708290.pdf

台風2号により一部の地域では「緊急安全確保」などが出ましたが、皆様のお住まいの地域はご無事でしょうか?

今回は「令和2年7月豪雨災害を踏まえた高齢者福祉施設の避難確保に関する検討会」の資料からになります。


資料によりますと、

➀非常災害対策計画に避難確保計画の項目を含め一元化する

②非常災害対策計画に消防計画の項目を含め一元化する

ことができる旨が記載されています。


さて、障がい福祉分野の災害関係で必要な計画は次の4つでBCPも追加で必要ですね。

❶避難確保計画

❷非常災害対策計画

❸消防計画

❹事業継続計画(自然災害BCP)


解釈通知によると自然災害BCPでは、

  1. 平常時の対応(建物・設備の安全対策、電気・水道等のライフラインが停止した場合の対策、必要品の備蓄等)

  2. 緊急時の対応(業務継続計画発動基準、対応体制等)

  3. 他施設及び地域との連携

が必要になります。

また、❷非常災害対策計画と❹自然災害BCPは、規模や場所によらず作成義務がありますので、それぞれの項目を満たした計画書を作成することも「アリ」だと思います😊


続いて、北海道の「社会福祉施設等における非常災害計画策定の手引き(巻末付属資料編)」からになります!

こちらは先程の資料に「自然災害BC」Pが付け加えられたような感じになっていますね。

こちらは、

①消防計画に避難確保計画を追記する方法

②自然災害BCPに避難確保計画の内容を追記する方法

が記載されています。

個人的な感覚としては、消防計画は少し毛色が違うように感じますが、その他の3つについては重複する部分も多く、既存の計画に付け加えるような形で整備していくのがよいように思えます。

こういった計画は複雑すぎても混乱の原因になるかと思いますので、シンプルな形でわかりやすくすることも重要ですね。



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(参考)

⚫令和2年7月豪雨災害を踏まえた高齢者福祉施設の避難確保に関する検討会

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken_520284_00015.html

⚫令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォローアップ会議)

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken_520284_00016.html

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