まったく上昇の気配がない免疫グロブリン値だが

 多発性骨髄腫の発症時には5000を超えていた免疫グロブリン(Ig-G)の値は450まで低下した。当然ながら抗がん剤で、悪玉グロブリンを叩きのめしたからだろう。治療開始前から低かったIg-AやIg-Eの値も低いままで動きがない。

 今日の診察では、免疫グロブリンの値が低いと、風邪などを引いた時に肺炎などに重症化しやすいとのこと。新型コロナウィルスに感染すれば致命的かもしれない。抗がん剤を止めてからまだ1か月なので、まだまだ上昇するには早いのかも知れない。

 どのくらいで上昇するのか主治医に聞いてみたら、半年はかかるとのこと。長い人は1年かかるケースもあるとのことだ。少なくともこの冬は昨年同様、人混みに出ないことが肝要だ。新型コロナに感染しないことを考えると、やっぱり行動を慎重にしなければなるまい。こんな状態が丸2年も続くなんて、ため息が止まらない。

 今回の検査結果で嬉しかったのは、白血球のうちリンパ球の割合が30%にまでになったこと、これはばい菌を阻止するのに役立ちそうだ。

 そうそう、主治医にそろそろ「がんサバイバー」と言えるのか尋ねててみたところ、サバイバーになるかどうかは医師の判断ではなく、気持ちの問題とのこと。がんサバイバーと思って生活したらどうかと諭された。

 そこで、年を越すまで再発しなければ「がんサバイバー」と胸を張ろうかなと思った次第だ。

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