白血病の池江璃花子さんハンパねぇ

 白血病から復帰を果たした池江璃花子さん。「KOSUKE KITAJIMA CUP 2021」で100m自由形4位だが、55秒35の記録。4月に行われる東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権の参加標準記録(56秒53)をあっさり突破すした。

 2019年2月に白血病と診断され、丸2年が経過しようとしている。白血病の治療に専念し、公式競技から1年以上遠ざかっていた。2019年12月に退院を報告した時には、東京オリンピックは断念し、2024年のパリオリンピックでのメダル獲得を目指すとしていた。

 確かに一流のアスリートであることは間違いない。2018年のアジア競技大会では、日本人初の6冠に輝き、将来を嘱望されていた。白血病の診断はさぞかしショックであったに違いない。そのショックから見事に立ち直ってきた。想像以上に過酷な闘病生活の辛さから「死にたいと思った」時期もあったと告白している。「ここにいることが奇跡だし、生きていることが奇跡」であり、大病を患った人々に勇気を与えたいとも語った。

 10か月にわたる入院は、決して楽な治療ではなかっただろう。造血幹細胞移植を行ったものと思う。化学療法や免疫抑制療法だけでは治すことが難しい場合に、完治させることを目的として行う治療だ。通常の治療法に比べて、非常に強い副作用や合併症を生じる可能性がある。そんな治療を乗り越えての復帰には、相当の覚悟と努力があったに違いない。

 目標があることは凄いことだと感じた。もともとの体力と若さも助けになっているだろうし、多くのエールが届いているに違いない。それでも、この復帰には拍手を贈りたい。かつての、100m自由形の池江さんの記録は、52秒79。焦らず一歩ずつ記録を伸ばし、かつての輝きを取り戻して、血液がんとともに生きる私たちに勇気を与えてほしいものだ。もう、十分与えてくれているのだが・・・。

 

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