がん患者は新型コロナワクチンを接種すべきか?

 いよいよ5月からは、毎週1000万回分の新型コロナワクチンが日本に入ってくるとの河野官房長官が発言した。本格的に自治体によるワクチン接種が始まることが期待される。

 ところで、私たちがん患者は新型コロナワクチンを接種すべきなのだろうか?接種するにしてもいつ頃になるのであろうか?このような情報は本当に届かない。ということは、接種計画が各自治体によって違っているし、その接種方法もまちまちだからだろう。

 まず、接種の可否だが、治療の時期にもよるが大方が接種すべきとしている。しかも、がん患者に接っする人たちも早めに接種すべきとのことだ。今回のファイザー社製のワクチンは、従来の生ワクチンでも不活性化ワクチンでもないが、接種により新型コロナワクチンに感染するわけではない。ただし、免疫抑制療法を受けている場合には、免疫が最も抑制されている時期にはワクチン接種してもあまり効果が得られないというデータがあり、接種を延期した方がよいとのこと。これは、主治医の指示に従うしかない。

 次に接種の順番だが、厚労省は、接種順位を①医療従事者、②高齢者(昭和32年4月1日以前に生まれた方)、③高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方、④それ以外の方としている。このうち、③の「基礎疾患」の中にがん治療中の方が含まれる。また、ステロイドを使用している方や、肺や心臓の機能が落ちている方も対象となるとしている。接種対象であるのは間違いないし、その時期は高齢者の次ということになる。

 現在、高齢者の接種が始まっているから、これがでのくらいで終わるかが問題となる。また、医療従事者の接種もあまり進んでいないようなので、こちらの進捗状況も気になる。

 どうも接種した方がよいし、順番も一般の人よりも早そうだ。新型コロナに感染し死期を早めることになることを考えると、接種すべきように思える。しかし、基礎疾患は自己申告とも聞いており、殺到した場合にどのように仕切っていくのか課題は多い。今のスピードでは、早くても8月以降になりそうに感じる。さらに、主治医の判断が接収時期を大きく左右しそうだ。

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