薬は早めに飲んだ方がいいのだろうか?

 現在、抗がん剤のレブラミドのほか4種類の薬を決められた量決められた時間帯に服用している。具体的には、朝食後にバイアスピリン(血栓抑制剤)、パラシクロビル(抗ヘルペス剤)、フルコナゾール(抗真菌剤)、そして夕食後にランソプラゾール(胃腸薬)である。これにステロイド剤のデカドロンを3日に1回(3錠=1.5mg)。これらは、ほぼ、敷かれたレールを走るかのように、日々、時間が来たら飲んでいるというかんじである。

 しかし、頭痛や発熱時に飲むように処方されたカロナールや市販の風邪薬、便を柔らかくするマグミットなどは、不定期でいつ飲んでいいのか、具体的な指示はなく、なかなか判断がつかない。薬嫌いの私の場合、結局、症状が出て悪化してきた段階でのむことになってしまう。これを見て、妻はいつも、「早く飲まないと」と急かせる。

 鎮痛剤や解熱剤は結局症状を抑える薬であり、病気を治すわけではない。むしろ、副作用が怖いくらいだ。薬はなるべく飲みたくないというのが、がん治療を始める前の考え方だった。いまでも、その考えは残っているが、ある程度症状が悪化すれば、飲まざるを得ないと思うようになった。

 ただ、どのタイミングで飲むかは難しい。早めにどんどん飲んでいいのか?症状が治まったら、さっさと飲むのを止めた方がいいのか。退院してから、適当に飲んでいるような気がする。便を柔らかくするマグミットは、朝食後と夕食後に定期的にのむように落ち着いてきた。

 患者が、自分で薬を管理するのは難しい。皆さん、いったいどうしているのだろう??これでいいのだろうかと、疑問をいだきながら薬を服用する毎日が続く。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。