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【記事掲載】アーチェリー銀メダル山本博さんは今年還暦 それでもパリ五輪に挑むモチベーションとは

取材・執筆した記事が日刊ゲンダイに掲載されました。

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アーチェリー銀メダル山本博さんは今年還暦 それでもパリ五輪に挑むモチベーションとは
公開日:2022/07/10 06:00 更新日:2022/07/10 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/307707
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Yahoo!ニュースも転載されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dac66489d54dbbd2041f8613c092c56a227896f?page=1

2004年のアテネ五輪のアーチェリー競技で銀メダルを取り「中年の星」と呼ばれた山本さん。

今年還暦を迎えますが、いまだバリバリの現役です。

2年後のパリ五輪をめざし、今年11月にはナショナルチームの選考会に挑みます。

そう、60歳にして本気で日本代表を狙っているのです。

その姿は、会社で何もしないと揶揄される“妖精おじさん”とは正反対。

どうすればそんな意欲的に現役続行を貫けるのでしょうか?

あと10年で還暦の記者は、個人的な興味も含めて、お話を伺いました。

(この歳になると、モチベーションの維持がホント大変なもんで)

詳しくは記事を読んで頂くとして、つまるところ山本さんは

人生を思いっきり楽しんでるんだろうな

と感じました。

なぜ体力も気力も落ちていき、若手には追い抜かれ、おそらく結果もついてこないであろうにオリンピックを目指すのか?

「本当は引退したほうが楽」とポツリ漏らしながら、でも最後には

「スポーツぐらいなんですよ、この歳で五輪目指すとかふざけたことを本気で言えるのは」

という言葉に、その思いが込められていると思いました。

アーチェリーがアマチュア競技なのも幸いしていると山本さんは言います。

プロならチームやファンから不要と思われたらそれでおしまい」だからです。

ふと、いまTBSで放送中のドラマ「オールド・ルーキー」を思い出しました。

綾野剛さんが演じる元Jリーガーでサッカー日本代表だった主人公は、いくら自分が現役続行を望んでも、周りがそれを許しません。

プロスポーツは本当に厳しい世界です。50歳を過ぎても現役を続けているキングカズこと三浦知良選手は、本当に規格外なんだと思います。

そんな風に、スポーツ選手のセカンドキャリアについて世の中の関心が高まっています。

山本さんはアマチュア選手であるため、現役時代から教員として生計を立てながら競技してきました。待遇面はプロに劣りますが、だからこそ自分の意志で現役でい続けられるというメリットがあります。

太く短く生きるか、細く長く生きるか?

いや、まあ望んでもプロになれない人もいるでしょうし、アマチュアであっても「細い」わけじゃないとは思いますが……。

スポーツだけでなく、芸術や文芸などの分野でも、その道を極めたいとプロを目指す人は多いですが、もしかしたら山本さんのような息の長い極め方もあるのかもな、と思った次第。

つまりプロになればいいってもんじゃないというか。

上の娘が、そろそろ進路について考え始めているので、アドバイスすべき立場としては、色々考えさせられます。

ま、プロにしてもアマチュアにしても、道を極めようとすれば、求められる日々の努力と意識の強さはハンパじゃないんですけどね。

ぜひ、お読みください。


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