よいしょと涼子

ある日。
我が社の求人にある日、かなりの美人が応募してきた。自他共に認める米倉凉子似だ。スキルセットも問題なさそう。

涼子は面接の受け応えもよく、ハキハキしっかり男前。面接の途中途中で社長にヨイショを入れるあたり、やっすい下衆さも備わっている。

我が社は女性率が低い。いや女性でヒゲを生やしている奴が多い。ヒゲは、、、生えていないな。強力な助っ人登場だ。

面接後、社長や人事と相談する。人事が言う。
『彼女はどうですかね?私は問題ないと思いますが。』

『少し我が強そうだけど…。まぁありじゃないですかね。』

我らはGoと考えた。
その時、御神託が社長に舞い降りる。

社長(47)が天を仰ぐ。人差し指と人差し指を合わせる五郎丸スタイルになり、おかしなことを言い始めた。

『.....俺には、彼女がまばゆい光を放つ、新星に見える。そしてお前もまた、強い光を放つ星だ。大きな光と大きな光がぶつかり合った時に、世界には大きな変動が起こり、ビックバンが起こる』

ナウシカの大ババ様来た。

え?。
ちらっと、顔を見る。なんと。マジだ。
顔をスリープモードにし、私は会議室を後にした。

涼子は、、、採用された。
社内の男性陣が色めき立ったのは言うまでも無い。

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