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確実にできる汚部屋からの脱出方法4 (片付け当日、業者さん編)

いよいよ片付け当日

ついに汚部屋掃除の業者さんが来る日。天候はあいにくの雨模様。自分の心も、この期に及んで「全然片付いていないのを業者さんに伝える嫌だな」と宿題を忘れた次の日のような心持でした。そんなことは関係なく、朝9時に「ピンポーン」と呼び鈴が鳴り業者さんが来てくれます。見積もりに来てくれた方(後で調べたら社長らしい)と相棒の男性二人組。「すみません、片付けがこれっぽっちも進まなくて・・・」と申し訳なさそうに伝えると、社長は光り輝く笑顔で「それが僕たちの仕事なんで、全く大丈夫っすよ!」と力強く答えてくれました。片付けできずにウジウジと思い悩んでいた最後の一週間から解放された瞬間です。

片付け開始の前に、二人で現場の最終チェックや手順の確認。自分はここから始めるので、こっちからお願いね、などてきぱきと手順を決めていってくれます。社長から「処分する前に確認したほうがいいものありますか」と聞かれたので「大事そうな書類やお金関連、CDとDVDは一応取っておいて、あとはジャンジャン行っちゃってください。」とお願いしました。本は捨てるかどうかチェックしようか迷いましたが、大量の本をチェックし始めると作業時間に影響が出るし、ここで下手に残すとまた部屋が片付かないので、基本は捨てでOKとしました。ただこれも「片付けられない状態で目の前に業者さんが来てしまったから」仕方なく決断したような気がします。

作業開始!

いよいよ作業が開始されると、ものすごい勢いでゴミが出されていきます。コンテナボックスをいくつか用意しておいて、燃えるゴミ・燃えないゴミなどを分別しながらゴミをボックスに放り入れ、ボックスいっぱいになったら外に運び出す。その繰り返しで入り口側から歩ける範囲がどんどん広がっていく様は、まるでモーゼの十戒のようです。自分は作業の邪魔にならないようにしつつ、たまに「これどうします?」と聞かれると「捨てでいいです」「ちょっとよけときます」と判断するだけで、業者さんがすべてゴミを集め、外に運び出し、ほこりなどは適宜きれいにしていってくれるので、本当に楽ちん。少なくともこの5年くらいの新年の目標は「部屋を綺麗にする」だったので、さっさと業者さんに頼めばよかったと実感していました。

机や箱物が運び出されて少し作業が落ち着いてきたので「皆さんの部屋の汚さはどうですか?」と聞いてみると「いや、皆さんそれぞれですねー。こちらの部屋は本が多いです。」とのこと。最近は積読ばかりしていたので、さもありなん、といったところです。3時間の作業予定のところ、2時間かからないうちに大部分は片付け終了。おそらくは「本はすべて捨ててしまってOK」といったのが大きかった気がします。本はボックスに投げ入れるだけで分別が要らないですからね。

あっという間(2時間弱)に片付いた

片付いた部屋を見た感想は「床が見える!!」でした。フローリングに絨毯を敷いて、その絨毯の上の道以外はすべて本やゴミでしたからね。あとは「こんなに部屋って広かったっけ?」という思いも。IKEAで買った机が手前側にドーンと鎮座していたので、それがなくなっただけでも圧迫感が減り部屋が広く感じます。結局、残った家具は以下の3つ。

  • 壁に寄せた本棚2個(今後も使う最低限の収納スペース)

  • 椅子(まだ使えそうに見えた)

  • コートハンガー

残す本やCD・DVDも本棚に収納できる程度に抑えたので、床の上には本当に何もなく、ミニマリストのような部屋になりました。すっきり。

最後にゴミやほこりを綺麗にして、作業終了。予定の3時間を大幅に短縮して対応してくれた二人組には最大限の感謝と、当然ながら料金をお支払い。ついでに片付け途中で出てきたビール券を数枚、お礼として差し上げました。見積もり取った中でも圧倒的に安くてこの対応、本当にこの業者さんに頼んでよかったなぁ。

業者さんの作業を振り返ってみて

1年以上前の出来事を、当時の記憶を頼りに振り返ってみました。細かいことがほとんど思い出せないのは、歳のせいで覚えていないということもありますが、本当に「見てただけ」だからだと思います。そして、今だからこそやっておけばよかった、と思うのは以下2点。

  1. タイムラプスで掃除中の部屋を定点撮影

  2. 綺麗になる前後を同じ画角で比較できる写真

タイムラプスで綺麗になる過程を動画を撮影しておけば、グダグダ書かなくても業者さんのすごさが伝わったかと思います。最後はきれいになった部屋で業者さんと万歳でもすれば、面白い動画になったんじゃないかな。でも正直「タイムラプス」を普段から使うことがないので、事前に想像しておかない限り思いつかなかったでしょう。

部屋の写真も、せっかくなら比較できるように撮っておけばよかったです。今載せているのは「見積もりの時に使った写真」や「片付け直後ではなく少し経ってからの写真」なので。でもまぁ、それも単に見せたりするときにわかりやすい、というだけですね。

くらしのマーケットでは「ゴミ屋敷」カテゴリ

そんな感じで汚部屋脱出の業者さんパートは終了。恥ずかしがらずにやってよかったです。

なお、久しぶりに「くらしのマーケット」を開いてみたら、カテゴリは「汚部屋」ではなく「不用品回収」→「ゴミ屋敷」でした。遠くない将来、実家を片付ける必要が出てくると思うので、その時はまたお願いすることになるでしょうね。

そんなわけで、まとめです。
・汚部屋を脱出したいなら、すぐに見積もれ!
・業者さんも慣れているから、恥ずかしがらずに!!
・お金はかかるけど、最短で綺麗な部屋に戻れる!!

業者さんが帰った午後は、自分で部屋を少し掃除します。ここから先はもう大したことはありませんが、もう少し書いてみようと思います。

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