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一度は生で見たい世界の美景~vol.13~

バオバブの並木道(マダガスカル)

 マダガスカルは、アフリカ南東部沖に位置する巨大な島。数千種もの動物が生息しており、中でもキツネザルはこの島固有の動物です。その島の都市・モロンダバから北に約15kmほど行ったところにバオバブの並木道があります。ここは未舗装道路で、地元民が通う生活道路。だからこの並木道の周りでは人々が普通に暮らしています。
 バオバブは、まるで空に向かって手を伸ばしているかのようで、広大な自然の中、圧倒的な存在感を放っています。この地域に分布するバオバブは、高さは20~30m、直径は約10mにもなります。最大のものは高さ47m、直径15mで南アフリカのリンポポにあります。樹齢は、年輪がないため測るのは難しいのですが数千年と言われています。木の中は空洞になることが多く、大きいものになると10トンもの水分を幹に蓄えているのだそう。
 第二次世界大戦中に、フランスの作家・サン=テグジュペリの書いた童話「星の王子さま」で有名になったバオバブ。この童話では3本のバオバブの木として登場し、フランスの敵国であるドイツ・イタリア・日本を表していたとか。。。近年、バオバブの枯死が相次いでおり、地球温暖化が原因ではないかと言われています。

早くコロナが終息し、世界中の人が笑顔になりますように。


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