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【夢の話】各停じゃないエレベーターで12階まで昇る

12階まで昇らないといけない。

急行エレベーターの方が早く昇れるからって連れ立って歩いていた友達二人に声をかけて、各停のエレベーターの後ろにある急行エレベーターへ向かった。
12階まで止まらないから、ボタンは上を意味する▲ボタンが1つだけだった。ボタンを押すと扉が開いた、が、開いた先に広がっていた乗り場は人1人がどうにか立てるサイズの小さな丸い乗り場だった。
何とか3人で一緒に乗れないか試してみたが、てんでダメだった。
二人に先に行くね、ごめんね、と言ってエレベーターの扉は閉じた。

エレベーターは昇っていく。ぐんぐん昇る。
チン!といって扉が開いた、扉というか、蓋が開いた。
乗るときは横からだったのに、着いた先ではエレベーターの天井が開いた。
私は筒の中にはまったような状態になっていて、扉の先にいる人が私の腕をひっぱって引きずり出そうとしてくれた。
が、私の腰がさっきまでエレベーターだった筒にはまって抜けない。

ぐいぐい引っ張って、やっと抜けた先は3階だった。
困った。あんなに自信満々で急行エレベーターに乗ることを推奨していたのに、着いてみたら3階。私が筒に挟まっていた時間を考えると階段で登ったってとっくに5階まで着いていそうな時間が経過していた。
私が降りた急行エレベーター(筒)は友達を乗せるためにもう下に降りている。どうしよう、こんなに時間をかけてまだ3階。友達がこのエレベーターを降りた時の顔を想像するだけで申し訳なさでいっぱいになる。

どうにかしてこの失敗を挽回しないといけない。
私は急いで12階に行けるエレベーターを探し回った。
逃げるほどでもない気持ち悪い妖怪や、外通路を歩き回ったりして何とか12階に着いた。
そこは市役所だった。そうか私は市役所に行きたかったのか。納得。
あと友達は先に12階に着いてた。どうやって?

起きる。

高層ビルなんかにある、各停じゃないエレベーター。
Google検索でその名前を知る。

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