vol.017 ガールズファイトクラブ
物心ついた頃から、強い女の子が好きだった。絵本や漫画、映画の中に描かれる可憐で美しい女の子にも憧れはあったものの、自分の中でカッコイイ!と思えた女の子は決まって賢く強かった。
国の王様を相手にトンチで勝つとか、姫さまと呼ばれながらも植物や生物の学者で巨大な虫を手なずけたりとか、痩せっぽちでチグハグの長靴下をはく少女は、ちっとも強そうじゃないのに怪力でギャング一味を丸ごと退治してしまったりとか、彼女たちは、私の永遠の憧れであり色あせないカッコイイ存在だ。
大人になった今で