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好きなロックバンドの再始動の話

 突然ですが、私にとっての神様の一人である大好きなドラマーの話をしよう。
 さとちゃんこと、SATOKOさん。手数王として有名なドラマー、故・菅沼孝三さんの娘さんです。

 私が最初に出会ったのはDREAMS COME TRUEのサポートメンバーとしてですが、その他にも大黒摩季さんとか山本彩ちゃんとか稲葉浩志さんとか、色んなアーティストのバックでドラム叩いてるお姉さん。エイトの番組とかにちらほら出てるので、見たことあるなー聞いたことあるなーって人はいるのではないかなーと思う次第。(6/9にEIGHT JAMに出ます、どうぞよろしくお願いします)

結論から先に言う

 新しいバンド始まるから宣伝しにきた。

 6/1から6/26発売のアルバム曲より3曲先行配信されてます。
 めちゃくちゃかっこいいんだ、騙されたと思って聴いてくれ。


きっかけ

 先述した通り、DREAMS COME TRUEのバックで叩いてるときに、私は初めて彼女に出会ったのです。
 あれ新型インフルで神戸延期になった記憶があるので2009年だったはず。「GOODBYE MY SCHOOL DAYS」が出た頃。カバーとしてカップリングに彼女が歌っているバージョンも入ってるんですが、そのシングルを聞いたときはまだ認識していなくて。
 ライブで彼女のドラムソロがあったんですよね。
 雷に打たれるってこういうことをいうんだ、って人生で初めて思った。
 もう本当に、初めての経験で。語彙力が欠片もないので「すごい」「やばい」「かっこいい」しか言ってないし今でもそれしか言えない。そしてそのときのライブのこと、他何も覚えてない。あまりにも衝撃が強すぎて。終わった後に「めっちゃかっこいいどうしよう誰」って言いまくってて、その後に出たドリのシングルが「その先へ」でした。FUZZY CONTROL? あ! あのドラムの人だ! これだー! ってなって、そして私が好きなドリの曲第一位は「その先へ」に塗り替えられることとなっていったのでした……。(それまでは「晴れたらいいね」か「決戦は金曜日」だった)

 確か当時ってまだiPhone出始めた頃みたいな感じで、私も持ってたか? まだガラケーか? ぐらいの時期で、今ほどお手軽に情報が手に入る時代ではなかったのですよね。ファジコンかっこいいな~普段はどんな歌歌ってるんだろ~? と思ったところで今ほど気軽には……曲に出会えなかった……。CDショップに頻繁に通う人間ではなかったし、Amazonもまだ使ってなかった時代。たった15年前なのにね。時代の進歩ってこわいね。(そういう話ではない)
 そんな状況の中次に行ったドリのライブでもサポートメンバーにファジコンがいて、そしてCDを売っていました。ということで初めて買ったCDが「latest」です。

 帰ってCD聴いたら、あまりにもドンピシャ好みすぎてしぬかと思った。
 あ、これむり。すき。そうして私は沼に足を滑らせたのでした。

じっくり好きになる期間

 多分latestのCDは擦り切れるくらい聴いた。今でもファジコンの曲で一番大好きな曲です。
 そしてCDどこで買えるか分からなかったからドリのライブで売ってるやつを買う、みたいなことになっていた。多分2枚目に買ったのがGIGのアルバムだったのかなあ。「モナリザ」のドラムが本当にめっちゃくちゃかっこよくって、ライブ音源だったからあ~いつかライブ行きたいな~って思うようになりました。が、当時の私はライブハウスに一人で行く勇気はなかったのだった。ライブハウス自体は結構行ってたタイミングだった気もするんですけども。ロックバンドのライブで行ってたわけじゃないので、やっぱり怖いイメージあったんですよね。ダイブとかモッシュとかあったら、こわい。わかんない。そんな気持ちもあって、なかなか一歩を踏み出せなかったのです。
 どこかのタイミングで確かCD購入者限定の握手会もあった。冬だった。ニット帽ぽんぽんされた記憶がある。
 私は根本的に接触イベントというのがめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ苦手(いい歳になった今でも一生苦手)で、「せっかくやから行っておいで~」と背中を叩かれ握手会に行きましたが一言も喋れなかった……はわわわわしてる間に終わっちゃった……。
 2012年にはコーラのCM出てたし「Born To Be Wild」歌ってた。

 うれしくってCMめっちゃ見た。嬉しかったなあ。あんなにコーラのCM探したの「永遠のBLOODS」とかの頃以来の出来事だったな……。

 そんな感じのゆるゆるお茶の間ファンをしていた私に訪れた転機は、家族が唐突に「買ってきた!」って持って帰ってきたライブチケット。
 本当は私へのお土産に1枚買って帰ろう、って話をしていたらしいんですけど、そのときマネージャーに「ぜひ来てください!」ってお誘いされたそうで、自分たちの分も買って帰ってきた。怖くないよ、年齢なんか関係ないよ、ぜひぜひ! っていう押しに心が動かされたらしい。せっかくやから行こうよ、という誘いに私は頷いた。
 それが2013年2月、Who the BitchとAKSと一緒にやるライブ、「ファジビッチ!! 2012-2013 〜 special guest S+AKS 〜」へのチケットでした。

 まあ、ガチで生のライブ見たら、後は分かるな。
 
現場には魔物が住んでいるんだ……。

 そこから2015年6月をもってFUZZY CONTROLは活動休止となってしまうわけですが、でもライブ……ほんっと行けるだけ行ったなあ……と思う……。私の人生、この頃が一番現場行ってた気がする……。
 ワンマンも行ったし、ライブサーキットみたいなイベントにも行ったし、対バンにも行ったし、休止前のラストライブも「行くしかなくない? 行かない選択肢ある?」ってなってめっちゃ強行軍で行きました。
 その後JUONくんのソロが始まって、アコースティックライブも行ったし、ライブもインストアイベントも行ったし、舞台BACK BEATも見に行ったし。ごめん舞台は半分以上加藤和樹につられて見に行った。(素直)
 さとちゃんが大阪でお父さんとライブやるよとなれば飛んでいき。個展がいつもスケジュール合わなくて行けなくてそれはかなしいところ。さとちゃんとJUONくんがサポートするって聞いて稲葉さんのライブにも行きました。そんなことがなければ行くこともなかっただろうなあ。あれは貴重な経験。
 握手会的な接触イベント的なあれはちょこちょこあったんですが、「いい加減慣れろ」って言われるくらいには逃げ回る私であった。いやだって……無理では? 無理ですね。一生苦手。何話していいか分かんない。好きしかない。つらい。こんなんを視界に入れて認知しなくていい。完全に推しから逃げるタイプのおたくです。

 さとちゃんに最後に会えたのは2019年10月の大阪でのライブ。仕事のせいで遅刻した。かなしい。
 接触イベから逃げたら妊婦に追っかけさせてしまいまして、あのときはまじですいませんでしたすぎて……。いや追いかけてきてくれると思わんじゃん……。
 その後コロナ禍が発生し、落ち着いた頃にちょこちょこライブのお知らせは見ていたのですがなかなか行けないままで、長いこと会えてないなあと思いながら今に至ります。

再始動

 悲しいかな、ちょっと諸事情があったようで「FUZZY CONTROL」は活動休止のまま、復活はなりませんでしたが。
 それでも「また音楽をやろう」ってさとちゃんとJUONくんがタッグを組んで、新しく立ち上げたバンド、「THE &」。
 正直「JUONくんのソロ、なんかどんどんちょっと違うんだよな……」ともにょもにょしていた私の気持ちを吹き飛ばすくらい、私の大好きな音楽が帰ってきた! って思いました。うれしい。インスト1曲+2曲。最高。最高か? めっちゃかっこいいんですけど?
 いっぱいおすすめしたいのに語彙力がない。かっこいいんですよ……。
 そしてツアーも発表され、日程見て別の意味で泣いた。大阪でやってくれるちょうどその日、私は外せない別の現場のチケットを取ってしまったよ。何でそんなピンポイントで被ったの。泣いた。
 他に行ける日程はないか? 名古屋行くか? 福岡? どっちもお盆過ぎて無理では? とうんうん唸って悩んだ結果、もう東京まで行っちまえよという気持ちになったので遠征するつもりで用意を始めている最近です。だって何年待っていたと! 東京なんかすぐそこだわ! 知らんけど!
 まあ……オールスタンディングでライブなんて何年行ってないやらで……コロナ禍を経て超絶運動不足の体がどこまで耐えられるか不安なんですけど……マスクで行くしな……地蔵しても許されるかな……(
 でも先日さとちゃんがインスタライブで「ライブで完成する曲」って言ってたので、楽しみだな! わくわく! という気持ちが何よりも大きい。まだ解禁されてない曲も楽しみ。またたくさんライブに行ける生活に戻れたらいいなあ。

そんなわけで

 THE &、ぜひよろしくお願いいたします。
 宣伝どへたくそか。いいんだ書くことに意味があるんだ。
 私が大好きな人たちの、大好きなバンドです。よかったらちょっと聴いてみてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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