【地方eスポーツ協会関係者必見!?】「eスポーツイベントを開催したいけどよく分からない!」という人に向けて自分なりに伝えられることを書いてみた!

世はまさにeスポーツ地域振興ブームの兆し!!

ここ最近、『〇〇県eスポーツ協会』という各都道府県のEスポーツ協会のTwitterアカウントをフォローしてて、いわゆる『中の人』がゲーマーの県もあれば上司のムチャブリでスタートした県もあるんだろうな…とか思ったり思わなかったりしながら見ているのですが、既に大会や対戦交流会を発表&開催してる県もあれば、これから手探りに始動していく的な県もあって『eスポーツ元年だなぁ』という印象を持つわけですが、そんな各県でeスポーツ地域振興を考えている未経験の『中の人』達に分かりやすく、eスポーツイベントを行う時の最低限でも押さえておきたいポイントを解説出来たらと思います。

その前に『eスポーツイベンター(?)』としての自己紹介を…。

『SPY』というプレイヤーネームで主に格闘ゲームをプレイしていて大会に参加したり自分で大会を主催したり他の人がやっているイベントのお手伝いをしたりしています。
主にプレイしているのは『ポッ拳DX』というNintendoSwitchのタイトルです。『ポッ拳DX』のコミュニティイベントで最大の規模を誇るカントートーナメントのスタッフをしたり自分で主催をした経験もあります。

という自己紹介という名の宣伝を軽くしつつ本題に入っていきたいと思います。

どこから手をつければいいのか?

簡単に言うと最初に決めなければいけないことは2つに絞れると思います。
・大会を行うタイトル
・イベントを開催する会場

この2つだけ決めて早めに沢山効果的に告知すればOKと言えると思います。
それぞれ具体的に説明していきます。

①大会を行うタイトル決め

これが最も重要であり、これが決まれば半分決まったと言っても過言ではないではないでしょうか!?
選び方は2種類あって、『人気があって集客が見込める』『主催者が好き・知識のある』です。
当然と言えばそうなんですが、最初は無理せずここから考えましょう。
開催する場所によっては県外からの『遠征勢』も見込める場合はそこも視野に入れて良いと思います。後ほど書きますが、県内で既に盛り上がっているタイトルがある場合はそこに乗っかるのも手だと思います。

②イベントを開催する会場

恐らく県の職員や市の職員の方が主催となってイベントを行う機会が多いのではないかと思うので市民センター的な場所になると思うのですが、数ある会場の中からどこを選ぶかという流れになると思いますが単純に『大きな駅から近い会場』が良いと思います。先に書いた様に『遠征勢』が来る事も想定に入れるならアクセスが良いに越した事はないと思います。

と当たり前過ぎる事を書きましたが、ここからはこの2つが決まった後の具体的な流れを書いていきたいと思います。

タイトル&会場決定!当日までに決める事は!?

ここまで決まったら後は告知をする訳ですが、有効的に告知するにはどうすればいいのかを書いていきたいと思います。
①イベントのタイトル名とロゴを作る
 多分プロジェクトが立ち上がった時点で協会のロゴは出来ていると思うのですが、ついでにイベントのロゴも作ってしまいましょう。『○○県eスポーツ大会(タイトル大会)』だと、分かりやすさはあるけどカッコよさが0なので、後々に県主催でeスポーツ大会が行われている事が認知されてきたらわざわざその事を言わなくてもイベント名だけで伝わるので最初のうちから作っておくのが良いと思います。
②沢山の告知媒体を作る
簡単に言うと、『公式HP(公式ブログ)』『Twitter』『Facebook』『Instagram』『YouTube』全部やりましょう。それぞれ役目が違うので1個作るのも5個作るのも一緒なので全部やって、開催告知から終了後にアーカイブや開催レポートまでしっかり見れると1つのイベントとして充実度がアップすると思います。
更に細かく各媒体の活用方法も書いていきたいと思います。

公式HP(公式ブログ):全ての情報が載っている場所。ここを見れば1発で情報を掴める。
Twitter:情報が拡散しやすいが、流れてしまう場所なので同じ内容の投稿を1日で数回行う必要がある。
Facebook:主に拡散用。
Instagram:当日の様子をリアルタイムで投稿する時に使用。当日はTwitterとの併用で会場の熱を世界に発信していきたい。
YouTube:生配信に使用。そのまま動画をアーカイブとしてアップ出来ると次回の集客に繋がりやすい。

こんなところでしょうか。文字にすると簡単ですがサボりがちな部分でもあって、これらがあるのとないのでは違ってくると思うので上手く活用して欲しいですね。
あと事前エントリー制を取る場合には、最初のうちは参加人数が外から見えるものが良いと思います。「こんなに人が集まってるなら自分も行ってみようかな?」と参加者に思ってもらうには、現時点での参加人数が見えているのが1番分かりやすいと思うので集客に繋がりやすいと思います。
逆に情報が見えてないと敷居が高く見えてしまうので要注意です。

③必要な機材の調達&運搬方法
大会・対戦交流会を行うにあたって絶対に必要なのがゲーム機本体です。さらにモニターやコンセント類なども必要です。それらをどれくらい用意する必要があるのかの計算や手配の方法の確認(参加者に持参させる・メーカーにレンタルする)なども必要になってきます。対戦ゲームの場合、試合で使用する部分以外にウォーミングアップや交流に使う『野試合台』の数も重要になるのでしっかり押さえておきたいポイントです。

大会当日~終了後の流れ

いよいよ大会当日です。事前エントリー制も満枠になり、後は開催するだけですが本番の朝もなかなか大変です。

①開場前の会場設営
 
大体の場合会場設営は当日に行われると思います。ですが、1人ではキツ過ぎるので参加者の中で少し早く来て設営を手伝ってくれる人を事前にピックアップしておく必要があります。手伝ってもらうことで空気作りから盛り上げていけるといいですね。
②開場後~大会終了まで
 
大会であれば試合の進行の手際が命とも言えるのでテキパキガンガン進行していきましょう!中には遅刻してくる人もいるのでそれの対処も最初から考えておきましょう。大会進行をしていく中で試合数が減っていくと最初は8台必要だったのが2台で進行出来る様になったりするので、状況を見てフリー対戦台にするのか撤去・片付けをするのか決めましょう。また、大会の規模感によっては『初心者台』や『上級者台』などの設定もあると良いかもしれません。
大会の最後に表彰式の中で、プレゼントじゃんけん大会をやったりすると早く負けてしまった人も最後まで残ってくれて楽しく帰れると思います。
撤収作業も時間がかかるので、事前に手伝ってくれる人を探しておいた方が安全だと思います。

大会開催にあたってのワンポイント情報!

ある程度大きな会(32人以上参加のトーナメント大会など)では県外から遠征してくるプレイヤーが多くいる可能性があります。なので、遠征プレイヤーにのみもらえる地元の名産食品(飴やジュースなど)を受付で配ったり方言で書かれたウエルカムボードなどがあると「あっ!○○県に来たな!!」というテンションになり、地元の名産品の写真とイベント名をSNSにアップしてくれたりする可能性があってオススメです。
また、受付時にネームプレート以外に色分けされたリストバンドを配る事で交流がしやすくなる場合があります。『初心者・上級者』『県内・県外』など分けてリストバンドをしておくと離れた場所から情報を読み取れてスムーズにいくと思います。実際に自分が主催している対戦会ではこのシステムを採用して好評を得ています。

最後に

2018年も終わりが見えてきた季節になってきましたが、去年末や今年の年明けに世の中がここまでeスポーツ関連の認知やら諸々が動くとは予想していなかったのでビックリしていますが、この熱をブームで終わらせない為に今出来る事があれば何でもしたいと思い、この記事を書きました。
正直細かい部分に関しては書ききれていなので、さらに話を聞いてみたい!みたいな方がいらっしゃればTwitterの方にDMをいただければお返事させていただきたいと思います!

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