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音楽に食われていく

音楽で食べていかなくても、人生を左右するくらい関わっていたい。そんな自分を「音楽に食われている」状態だと、過去の自分は言った。

音楽は、趣味にしても仕事にしても、お金がかかる。
もちろん空き缶を箸で叩いたり、空き瓶をフルートのように吹いたりするのも安価だが立派な演奏だ。
しかし、もっと多彩な音を出したり、コンサートで生演奏を聴くためには、数千円から数十万、時に百万単位で課金しなければ、その権利は手に入らない。
演奏者人口が少ないジャンルや、流通量が少ない楽器ならなおさらだ。

「生活費でギャンブルするのが一番ヒリヒリする」と言った人がいたが、少し近い感覚かもしれない。

音楽だけで食べていくことはなくても、数年後には「音楽でケーキを食べる」くらいのことはしたいし、食う食わないに関わらず、やってみたいことばかりだ。

苦しいし、楽しいし、1人にもなる。

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