見出し画像

Occupational English Test(OET)

お久しぶりです。ここ最近テストの勉強と仕事を少し頑張っていたら、あれよあれよという間に7月になっていた。

今回は、私の受けた英語の試験OETについてのお話。

OET は 'The Occupational English Test の略で、医療に携わる人のために作成された語学力判定試験’である。日本の大学卒で正看護師として2年以上の経験がある人がこの試験でスコアB以上を取ることができれば、NZやオーストラリアで看護師としての正式登録許可がもらえる。(看護師登録の申請にはたくさんの書類を集め、申請が通った後もCompetency Assessment Programme (CAP) というコースを受講しなくてはならないなど、やることは盛りだくさんのようだ)。

OET試験の内容は、IELTSと同じ、Listening, Reading, Writing, Speakingの4科目である。IELTSとの違いは試験がすべて医療関連の内容であること。IELTSの勉強をしていた時は、環境問題や歴史、農業の仕組みや建築、絶滅危惧種の話など、それはそれは多岐にわたるトピックスでボキャブラリーも膨大で苦しんだ。しかし、OETでは必ずテーマが医療関連なので、範囲を絞って勉強に取り組むことができる。

Listening,Readingは、医師と患者の会話シーンを聞いて空欄を埋めたり、短文、長文読解をする。アカデミックな内容で難しいのはIELTSと同じだが、OETでは日本で働いていたときに得た経験(医師が英語で書いていた病名や術式、看護師同士で日常的に使っていた英語の略語などなど。)を活かすことができる。思い返すと、DM(糖尿病:diabetes mellitus)とかアテ(無気肺:atelectasis)とか、正式な英単語を知らないまま当たり前のように先輩のマネをして使っていた、今思うと恥ずかしい。

勉強をしていると簡単な単語でも文脈によって異なる意味になったり、面白い言い回しなどがあったり、問題文そのものを楽しむことが段々とできるようになったのは嬉しかった。だがしかし、私の微々たる知識で突破できるほど、この2科目は甘くなく、どちらも私にとっては大きな壁となった。3か月まじめに勉強しても、目標をクリアできるレベルになったとは言えなかった。悔しい。

Writingは、看護師(病棟看護師なのかコミュニティーナースなのかは設定により様々)としてGP(かかりつけ医師),コミュニティーナース、フィジオセラピスト..etcに宛てた患者さんについてのお手紙(添書)を書くのだが、場面設定は幅広いものの、使える文を覚えて使いまわしできるので、こちらもIELTSと比べると比較的対策が取りやすい印象だった(とはいえ簡単ではないが)。

Speakingは、与えられたメモに設定とタスクが箇条書きで記されており、それをもとに患者さんもしくはその家族設定の人と会話を繰り広げる。タスクをクリアするために、ある程度会話の流れをコントロールしなくてはならなかったり、必要な情報を収集したり与えたりするのが難しい。さらに途中では共感したり励ましたりする。ここで得た知識は普段の仕事でも役立った。

さて、ここまでの勉強を自分1人でできるわけもなく、今の職場の看護師に紹介してもらった学校(塾みたいな?)に週1~2回計16週間通った。OETについて無知だった私にも、いちから手取り足取り教えてくださった。話しやすくユーモアのある先生Monikaと各国から移民してきた元看護師の生徒たち。少人数制のクラスのため短期間でも濃厚な学びができた。ちなみに私のクラスメイトはインド、フィリピンからの2人。私を含め計3人+先生と毎度楽しい授業。

学校のリンクはこちら↓↓

Facebookはこちら↓↓

https://www.facebook.com/NEO.SchoolOfEnglish.IELTS.OET.Christchurch

もし私と同じようにOETもしくはIELTS勉強の助けが必要な方がいたらぜひMonikaに連絡してみて。

テスト当日は久しぶりの公式の試験ということもあって、もう緊張しまくり。なんかいろいろしくじった気もするけど、結果は神のみぞ知る(いや、私も月末には知る。)。今回、試験にむけて学校に行ったり自宅で勉強したりと帰国前に自分の英語力と向き合うことができて、気持ちに一区切りつけることができた。結果も踏まえて、これからの人生の舵取りについて、しっかり考えていかないといけないな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?