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欽ちゃんの仮装大賞から見えてきたこと


こんにちは。spuntoです。

見ました?
先日3年ぶりに開催となった、欽ちゃんの仮装大賞。


今年は第99回だったようです。

子供のときよく見ていたわたしは、放送を懐かし〜と思いながら何気なく見ることにしました。

すべて見た後に、仮装大賞には2つの価値があると思ったので価値について思ったことを書いていきます。


2つの価値とは、「変わり続ける価値」と「変わらない価値」です。


仮装が終わると、10人の審査員が各2点ずつ入れ、20点満点の採点をします。
15点からが合格、14点までは不合格。

昔からずーっと変わらない採点パネルと、登場の時開くカーテン。
時折登場する黒子役の人。合格者にかけてくれるメダル。

これは安定感のある、変わらない価値だと思います。


何でも自動でできてしまうこの時代に、そしてVRやプロジェクションマッピングのような映像を楽しむこの時代に、『仮装で動きを表現する』という文化が残っている事が逆に新しく感じました。


番組をリアルタイムで見たことのない世代も仮装に参加しているかと思えば、逆に毎年のように参加する常連さんもいたりで、世代を超えて愛される番組はとても貴重です。

老若男女にうけるっていうのはこういう事なんだなあ。。。と。

昔仮装して参加していた子どもが、大人になってなお参加している姿を見て歴史を感じました。
そして、長く愛される番組の価値って何だろう?と思いました。


変わらない安定感があること?
欽ちゃんの人気?
香取くんの人気?
懐かしさと新鮮さがあること?


優勝は今の時代をうまく生かした作品でした。

ミニスカートでダンスを踊る、マッチョのお父さんが印象的でした。マッチョのお父さんをTikTokのエフェクトに見立て、親子でスマホを操作している様子を表現したものでした。

※ Dragon Gamesさんの投稿をお借りしました


これ、今だからこそできる仮装アイディアですよね。
中学生の娘さんにピッタリ。

仲良し親子だそうですが、親子で仮装大賞出よう!って考えて練習するのも楽しいですね。

リアルタイムで見たことがないような世代の子たちも賞を取っていました。上の世代から教わって語り継がれてきたのでしょうね。

小さかった子どもが大人になり、また参加しようと思って練習することも素敵ですね。そうやって、どんどん昔の世代だけでなく新しい世代が、仮装を通して繋がっていく。


自然と語り継がれる文化とはこういうことなのかなと思います。


仮装というテーマはずっと変わらないけれど、そこに新しい表現方法が加わり、融合されて少しずつ形を変えながら、でも基本は変わらず残っていく。

価値が新しい価値を生み、それがまた新しい価値を作って行く。
参加者が変わっても新しいアイディアが生まれ、進化した価値となっていくのだなと思います。

長年愛される番組には、参加するお客さん自身が生み出してくれるような価値もたくさんあります。

変わり続ける価値と、変わらない価値。
みんなで作る新しい価値。

長く愛される番組や、会社や、お店や、ヒット商品には必ずあるのだろうな、と思いました。

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