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格闘技ファンが自分の体験した感動をデータの力でお客様にも届けたい話

採用面接でスキを語った社員の回顧録である、#これを語って入社しましたシリーズ。

これまでスカパー!に新卒で入社した社員のエピソードを届けてきましたが、今回はシリーズ初となる中途入社社員・Iさんのエピソードをご紹介します。

前職ではデータ活用コンサルティング業務に従事していたIさんが、なぜスカパー!への入社を決めたのか?格闘技ファンとして紹介したい伝説の一戦とは?
熱量あふれるIさんの格闘技愛、ぜひお楽しみください。



はじめまして、入社3か月目の中途入社社員です。
現在はコミュニケーションデザイン部データマーケティングチームというチームで、Webサイト/アプリの行動データの収集や、収集したデータを可視化するダッシュボードの開発、お客様に合った番組をおすすめするレコメンド機能などを担当しています。

スカパー!に入社した理由

スカパー!に入社する前はマーケティング支援会社で働いており、クライアントが抱えている課題を、データを活用して解決へ導くデータ活用コンサルティングの業務に従事していました。

前職のような支援会社側の会社ですと、幅広い業種・業界のクライアントに携わることができる一方で、一つのクライアントに対して自分が関与できる領域や時間には限りがあり、エンドユーザーの満足度やクライアントの成長にどれだけ自分が貢献できたかが見えづらく、もどかしさを感じることもありました。

そんなもどかしさを感じていく中で、自分の持っているリソースを一つの事業に対して長期の時間軸でフルコミットすることができ、より生活者に近いポジションで生活者に貢献できている「手触り感」を感じられる事業会社に身を置きたいと考え、転職を決意しました。

転職活動では、
・多くの人に楽しさや喜び、幸せを提供できる仕事であること
・自分がこれまで培ってきたデータ活用に関する知識や経験が活かせる仕事であること
の大きく2つの軸で転職活動を行いました。

その中でも自分自身がエンタメ好きで、エンタメによって楽しさや喜び、幸せを感じてきた経験から、人の心を動かすことができる”エンターテインメントの力” と 自分がこれまで培ってきた”データの力”を掛け合わせることで、多くの人に楽しさや喜び、幸せを提供したいと考えてスカパーに入社しました。

ここからは人の心を動かすことができる”エンターテインメントの力”を私自身が感じた瞬間についてお話させていただければと思います。

私は映画やドラマが好きで年間100本以上は観ているのですが、好きなエンタメは何かと聞かれたら迷わず格闘技ですと即答できるほど格闘技を愛しています。

格闘技は野蛮、暴力的、怖いなどのネガティブなイメージを持たれがちですが、私は格闘技の中にこそ究極の美しさがあると感じており、毎週休みの日は格闘技の試合を観て過ごしています。

格闘技観戦を好きになったキッカケ

私が格闘技を好きになったきっかけとしては両親の影響が大きいです。
両親も格闘技を観るのが好きで、幼少期からPRIDEやK-1、プロレスなどをテレビで観たり、会場に観に行ったりして、格闘技観戦の英才教育を受けていました(笑)。

そんなこともあり、幼稚園の卒園文集では同級生たちが将来の夢にサッカー選手やプロ野球選手、警察官などと書いている中、私は一人だけ「プロレスラー」と書いていました(笑)。

格闘技の魅力

どのスポーツでも勝敗が付くことは残酷ですが、その中でも勝者は全てを手に入れ、敗者は全てを失って最強を目指す道から外れてしまう格闘技は勝者と敗者のコントラストがはっきり出て、特に残酷なスポーツだと思います。

ただ、他のスポーツには無いこの残酷さこそが観る者の心を揺さぶる大きな魅力であり、唯一無二の美しさがある究極のエンターテインメントだと思っています。

世紀の一戦、那須川天心選手vs武尊選手

幼少期の頃から数えるとこれまで数千試合は観てきたかと思いますが、その中でも格闘技の素晴らしさが凝縮されていて私が最も心を動かされたのは2年前に行われた世紀の一戦、那須川天心選手vs武尊選手の試合です。

キックボクシング界の至宝二人の対戦で、RISEという団体が生み出したスーパースター天心選手とK-1という団体を背負ってきた武尊選手が団体の壁を越えて戦った超ビッグマッチで、私はPPV(ペイパービュー)を購入して観戦しました。

PPVの料金は5,500円で、普段格闘技を観ない人にとっては高額に感じるかと思いますが、格闘技ファンとしてはこんなに待ちに待った試合が観られるならこの金額でも安いと感じるくらいでした。
それを物語るようにPPVの契約数は50万件を超える数となり、この試合が開催された東京ドームのチケットも即完売で5万6399人の超満員でした。

また、この試合は団体を象徴するスター選手同士の戦いということもあり、天心選手が武尊選手に対戦を呼びかけてから試合が行われるまでになんと7年の時間を要しました。

両者ともこの7年間一度も負けずに勝ち星を積み重ね、まさに「最強」の座を賭けた闘いとなり、試合が行われるまでに時間が掛かった分、ファンの想いも本人達の意気込みも両団体のメンツもすべてが大きくなってそれらが二人の背中に重く圧し掛かりました。

その結果、武尊選手は試合前に「負けたら死ぬのと一緒。試合後のことは何も考えてないです」と語り、天心選手は試合後に「対戦が決まったときから負けたら死のうと思っていた」とコメントするほど、両選手が絶対に負けられない決死の覚悟を持ってリングへ上がりました。

試合は天心選手の完封勝利とも言える内容でしたが、この試合に限っては試合内容をとやかく言うのは無粋で、世紀の一戦が無事に行われて勝敗がついただけで私の心は満たされていました。

▽試合内容が気になる方はこちら
※YouTube上の他社コンテンツの動画です。著作権は該当する権利者に帰属します。

私が一番心を動かされたのは試合後の二人の表情でした。
リング上で多くの祝福を受けて満面の笑みを浮かべる天心選手とは対照的に、泣きじゃくりながらリングを後にする武尊選手の姿は格闘技の残酷さそのものでした。

ただ、試合に負けて退場していく武尊選手に多くのファンが「武尊、ありがとう」と大きな声援を送る姿は格闘技の美しさが表れていて、残酷さと美しさが入り交じったその光景はまさに格闘技の素晴らしさが凝縮された光景で、普段感動しても涙を流すことが少ない私の目にもいつしか涙が溢れていました。

世の中には優れた脚本によって生み出される感動が多くありますが、人生を懸けて戦っている者たちが生み出す感動は格別で、私にとっての最高のエンターテインメントは格闘技であると再認識した瞬間でした。

データの力で、お客様と心を動かす作品との出会いを創造

この記事をきっかけに格闘技に少しでも興味を持ってくれた方がいたらこの上ない幸せですが、私が那須川天心選手vs武尊選手の試合で心を動かされたように、人それぞれでその人に合った心を動かす作品というのがあるかと思います。

各種放送事業者様が扱っている質の高い作品を幅広いジャンルで取り扱っているスカパーは、まさにそういった心を動かす作品にお客様がめぐり逢える場であるべきだと思っており、それを実現するためのカギとなるのがデータだと思っています。

具体的には、現在私が携わっている、お客様に合った番組をおすすめするレコメンド機能はもちろんのこと、データに基づいたWebサイト/アプリの改修(利便性向上)や人気番組のご案内など、あらゆる場面でデータを活用することによって、お客様が自分に合った作品にめぐり逢える機会を増やせると思っています。

そのため、データの力を活用することで、一人でも多くのお客様がかけがえのない作品とめぐり逢えるように努めていきたいです。


自分自身が好きな"エンタメ"とこれまで培ってきた”データの力”を掛け合わせてお客様へ作品を届けようとするIさん。
その根底には、格闘技への深い愛がありました。幼稚園の卒園文集にも書いた憧れと好きな感情を今なお持ち続けている。ずっと変わらない好きと出会えることは、どれほど素敵なことでしょうか。

これから先、Iさんが"データの力"でお届けするエンタメとの出会いが、皆さんの人生の宝物になれば幸いです。

▽これまでの「#これを語って入社しました」はこちら