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アーセナルを追いかけて

第1回 グーナーになる


今年のプレミアリーグは3強がひしめき合う混戦模様になってきました。
私のご贔屓チームのアーセナルは首位(3/11現在)ですが、これからの日程を考えると非常に厳しい立場にいます。これから一戦も落とせない状況です。マンチェスター・シティ、トッテナム、チェルシー、ユナイテッドなどの強豪との対決が待っています。どこまで持ち堪えれるか。

私がアーセナルを応援するきっかけが、2001年に東京の広告制作会社に転職したことでした。それまでは、チーム創設から名古屋グランパスエイトのサポ、日本代表の試合は見ていました。
転職した会社には、海外サッカー好きがたくさんいました。マンチェスター・ユナイテッド、ユベントス、ミラン、バルセロナ、レアル・マドリーなど見事にバラバラな好み。で、君はどの海外チームが好きなのと上司に言われました。当時、フジテレビで放映してたマンデーフットボールは見ていましたが、特に応援しているチームはありません。その頃、社内でプレイステーションのウイニングイレブン(ウイイレ)でみなさん仕事があるのにも関わらず試合をしていました。みんなでお金を出し合いPS2を買って、社内でレギュレーションを作り、リーグ戦まで始まりました。私の部署は第1制作室で本社とは別に田町にあり、上層部のアートディレクターたちの治外法権状態でした。

名古屋グランパスエイトといえば、アーセン・ベンゲル監督です。1995年当時、2弱(名古屋と浦和)、ドアマットと呼ばれていた名古屋を立て直し、天皇杯優勝を成し遂げた名監督がいました。しかし、96年に名門アーセナルに奪い取られました。
それならばベンゲルが率いるアーセナルの試合でも見てみようじゃないかということで、スカパーに加入し、プレミアリーグを見ることにしました。ついでに、当時のサッカーセットでJリーグも見れたので、名古屋の試合も見ていました。ピクシーがラストイヤーだったんです。

プレミアリーグの途中からでしたが、アーセナルの試合を見ました。
驚愕しました。なんじゃこの高速パスサッカーは!
Jリーグ、日本代表なんて比較にもならない個人技とボール回し。特に基本的なプレーが凄いんです。正確な高速パス、ピタッと止めるトラップ。それもワンタッチでボールがつながっていく。華麗なパスワーク。敵はミドルスブラだと思いましたが、ついていけません。アーセナルの一方的な試合でした。これがベンゲルが作り上げたチームか。あまりの素晴らしさにアーセナルファン(グーナーと呼ばれる)になっていました。

グーナーライフが始まりました。当然、会社のリーグ戦のチームはアーセナルです。当時のゲームのアンリは化け物でした。シュートを打ったら大概入り、足が鬼のように速い。金曜日の夜は、朝までリーグ戦です。寝たら負ける熾烈な戦い。上も下も関係ない下克上もあり。優勝賞品がチームのユニだったんですよ。私はゲームは下手で、優勝はないです。
アーセナルのユニフォームスポンサーはSEGAでしたね。週末の夜中は、ガナーズ(アーセナルの愛称)に夢中になる日々。

次回は、アーセナルがダブルをとった01-02シーズンを書こうと思います。


アンリとリュングベリ

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