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苦しい。

苦しい。とにかく苦しい。たった22年しか生きていないけど、今が1番苦しい。
言わなくても分かるでしょう。僕は就活に苦しんでいる。もちろん内定なんてない。
じゃあこんな駄文なんか書いてないで、ESを書けっていうのはごもっともだ。
でも、昔の奴らは心が大きく揺れ動く度に歌を詠んだんだろ?
なら、今言葉には表しきれない感情を抱えている僕にもその感情を文字にする権利はあるはずだ。それになんか今なら響く文を紡げる気がするし、今しか書けない気持ちがあると思う。

就活ももう2年目。去年はマスコミ、というかテレビとラジオしか受けてなかった。自分なりに行きたい理由もあった。でも、ダメだった。
今年は受ける業界を変えた。いろいろなメーカーを受けた。
「面接通らなかったのはマスコミだからだ。他なら通るだろ。」正直楽観視してた。
でも、そんなことはなかった。マスコミじゃなくても1次面接すら通らない。
「1次面接は普通に元気よく答えてれば通る」なんて飽きるほど聞いた。多分、僕は普通じゃないんだろう。
手応えがあっても落ちるし、手応えがなければ当然落ちる。未だに面接の手応えがなんなのか分からない。今、米国では千賀のGhost Forkが話題を呼んでいるが、千賀のお化けフォークなんかより僕の方が落ちている。挙げ句の果てに僕にいたってはどう進んでいくのかも分からない。
「最終面接は大体受かる。」飽きるほど聞いた。そりゃまあそんな簡単にいくわけではないだろう。でも大体の人は通ってるんだろう。僕はその「大体じゃない」ほうを2回中2回引いた。
4月頃は良かったなあ。持ち駒が10社くらいはあって、毎日面接の予定があって。就活が終わった後に見返して笑おう、と思ってドミノみたいにフラグを付け並べていたお祈りメール。今となっては積み上がったジェンガとなり僕をじわじわ苦しめている。冗談で「終活ノート」と名付けた就活ノートにはそのうち葬儀屋さんのリストが入ってしまいそうだ。

街でスーツを着た人を見かけると思う。「ああこの人は普通に就活をして、普通に内定を貰って、普通に暮らしているんだ。」と。
もちろん、この人達だって見えないところでめちゃくちゃ苦労している。でも、そんなの僕には分からない。だから、凄く羨ましい。

普通に生きるってこんなに難しいんだ。自分で言うのも気持ち悪いが、今まで僕は普通に生きてきた。ある程度したいことをさせて貰って、志望していた大学にも合格して、友達もできて。大きな壁にぶち当たって来なかったから今苦しんでるのかもしれない。

はっきり言って。今の精神状態はすこぶる悪い。人の幸せを素直に祝えない。あ、でも内定自慢してるようなゴミは俺の精神状態に関わらず不快です。散れ。やりどころのない鬱屈した感情がぐるぐる渦巻いてる。いきなりこの世の終わりみたいに落ち込んだり、急に前向きになったり。本当に宙ぶらりんでどこに行くのかもどうなるのかも分からない。些細なことにちょっとだけイラッとする自分がどこか情けなくなる。2年間僕は常に宿題を放置したまま迎える夏休みの最終日にいる気分だ。何か楽しいことをしていても頭のどこか片隅には終わっていない宿題がある。一瞬それを忘れることができても、現実に戻った瞬間恐ろしい勢いで僕を締め付けてくる。

今までは「何かちょっとでも楽しみがあるから生きる」という感じだったけど、今は「死ぬのが怖いから生きる」という感じに近い。これから先楽しいことなんてあるのかな、なんてちょっとだけ思ってしまう。こんなこと書くと「構ってほしいの?」なんて思われるだろうけどそれは図星だ。だって僕はこの2年間「君はいらない」というメッセージを定期的に受け取っているんだから。必要とされていないことをこれでもかと、忘れそうになる度にまた植え付けられるのだから、自分を必要としてくれる場所と人の存在を確認したいに決まってる。

逃げ出してその先に未来があるのなら今すぐにでも逃げ出したい。でも今逃げても多分未来はない。 「君がダメだったんじゃなくて縁がなかっただけ」「君を必要としてくれる会社は絶対にある」
よく目にする言葉だ。もちろんこれは間違っていない。でも僕はこれを免罪符にして逃げたくないし、逃げちゃいけないと思っている。これは折れそうな心を支える物であって、楽にするものでは決してない。

これだけ落ちているのだから「縁がなかった」だけで片付けていい話ではないんだと思う。
でも具体的にその理由が何なのか分からない。分からないから苦しい。
「素の自分を出せ」だなんて言葉は戯れ言にしか聞こえない。
素の状態で愛想が悪い奴が素のままでいって良い印象を与える訳がない。

素の自分と猫を被っている自分を上手く使い分けろっていうのがこの言葉の真意なんだろう。それが汲み取れないから僕は1次面接でほぼ落ちるのだろう。

散々就活に文句を言ってきた。そんなに嫌なら自分でお金を稼げばいい。でも、僕には1人でお金を稼ごうとする度胸もバイタリティもなければ能力も無い。そんな人間は企業に飼われて働いていくべきなのだ。そもそも僕を飼ってくれる企業すらないが。こんな自分が嫌になる。それとともに分からなくなる。働くとは何なのか。なぜ生きているのか。なぜ僕はこう苦しんでまで働く権利を得ようとしているのか。どうすれば面接を通過できるのか。
結局、何も分からない。就活が終わる頃にはどれか1つだけでも分かるようになっているのかな。

ここまで読んでくださりありがとうございました。「もしかして病んでる?」と思ったそこのあなた。それは正解です。でもまだ心は折れてません。めちゃくちゃヒビ入ってるけど。
ここで逃げ出しても何も得るものはないし、今全てを投げ出すことが絶対に間違いであるということは何も分からない僕の唯一分かっていることです。
ツイートがなくなったら本気で心配してください。ツイートで「今日もこのまま目覚めないことを祈って就寝」って呟いてる内は体も心も生きてます。


『私が死んだら天国か地獄へ行くかの前に神様に、私を落とした面接官はどちらにいるのかね?と聞いてみたいね』


ばいころまる~

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