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今一番面白いのは阪口珠美かもしれない

現在これを書いている2019年11月10日、3期生メンバー・阪口珠美ちゃんの18歳の誕生日ということで。おめでとうございます。

そんな彼女、乃木坂46のレギュラー番組『乃木坂工事中』において、出るたびにすごく活躍している。活躍、という言葉では曖昧だろうか、すごく笑いを取っている。これはもう、観ている皆さんはよくわかっていることだと思う。

それがまた、どうにも天然なのか狙いすましているか、まるでわからない、でも一々面白い、という他に見られない動きをしているような気がしてならない。

そんな彼女の活躍を、気になるものからピックアップしてみた。

画伯・阪口

彼女の画力については、もはや語るまでもないことだとは思う。かと言って触れないわけにはいかない、ということでまずざっと浚ってみよう。

日村勇紀

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これは3期生が『乃木坂工事中』に初登場した回、「先輩プレゼンツ 3期生PR大作戦」で披露されたバナナマン日村さんを描いた絵。この時点で、ブログなどで珠ちゃんの画力は知るところであったが、番組で初めて披露されたものがこれである。

当時の彼女の絵の特徴が端的に現れており、「髪の毛を輪郭だけ点線で描く(頭部が透けて見えてる)」「笑っている目の奥にうっすら瞳が覗いている」「線がやけに多い」などなど絶妙に怖い。

この頃から向こう数ヶ月くらいは、この戦慄の画風が続き、逆に自分のことを描いてもらいたがるメンバーが続出した。

浦島太郎

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こちらは「センスを爆発させろ! 大白熱秋の芸術ゲーム大会」で披露された「浦島太郎」の一場面を描いたイラスト。

どちらが浦島でどちらが亀かはさておき、右にいるやつが最近の珠ちゃんのイラストによく出てくる横顔である。つぶらな瞳に、鼻と口の区別が付かないふにゃふにゃっとした顔面、メークインのような頭の形。彼女の中でこの横顔を見つけて以来「コレだ!」と思ったのか、いつからかよく描くようになったように思う。結果、すべての人間がこれになった。

かつ、これはまだいい方というか、体が割とちゃんと描かれている。ものによっては、胎児のような妙に縮こまった体を描くことがあり、人を複数描いた時はその胎児が向き合っていたりして、幻想的な不思議なイラストになっている。

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そしてどうしても触れておきたいこれ。「1期生にイッキに追いつけ! 強制 下克上対決」で行われた絵心対決にて描かれた"馬"。馬。顔の大半を占める大きな眼、アリクイのように伸びる舌(?)、そもそも異様に巨大な顔面、額から伸びた何か、にょろにょろとした4本の足、どの特徴をとっても馬と共通する部分はない。

さらにこの時設楽さんが、上空の雲との対比を指摘し「この馬は500mくらいあるの?」と言っていたが、まさしく、不思議とすさまじく大きな身体であるように見える。

この絵の何が問題かというと、同回では他のメンバーも同じ"馬"というテーマで絵を描いており、それなりの画伯っぷりを見せた子もいたが、それらはいずれも"馬"の原型が(ギリ)ある。

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いずれも下手っちゃ下手だが、それは「たてがみが変」「ひづめが無い」「全身のバランスがおかしい」など、馬の特徴自体は捉えたうえで描けていない。簡単に言うと「ここを直せば馬になる」という箇所が少なからず見えるものばかりだ。

それに引き換え、上の珠ちゃんの馬。どこをどう直せばいいかわからないのは一目瞭然だろう。本気で馬を描こうとしてこれが出てくるのだからすごいし、仮にこれをわざと描いたのだとしてもその発想力はすでに常人のそれではない。

ワードが変な阪口

彼女は決して頭が悪いわけではないが、その言葉のチョイスがどうも独特である。それもまた触れないわけにはいかない。早速見ていこう。

バレンタイン阪口

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これは3期生から先輩メンバーに愛を告白する「好きです先輩 乃木坂46バレンタイン2018」での一幕。堀が立ち上げたオフショル協会に入りたい、との珠ちゃんの発言についてのひと悶着である。

だから自分に告白するはず!という堀の予想は無残にも打ち砕かれ、所属する軍団の長・若月がその相手だったわけであるが、じゃあオフショル協会入るっていうのはどういうこと?という設楽さんの問いに対する返答がこれ。

会話の流れで、とか、言葉のあやで、くらいのニュアンスを伝えたかったことだろうが、言葉が出てこずこう言ってしまった模様。咄嗟に答えたのだけでも偉いが、それによってどうにも的確に失礼な言い回しが飛び出してしまったところに、彼女の持つ"底知れなさ"が表れているように思う。ある意味、"センス"ともまた違うそれである。

FUJIYAMA阪口

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こちらは上記の馬を描いたのと同じ企画「1期生にイッキに追いつけ! 強制 下克上対決」にて、富士急ロケでのジェットコースター・FUJIYAMAに乗った時の一言。Go-Proをつけたヘルメットがグイングイン動くという斬新なリアクションを見せてくれた彼女だが、それはさておき全身にかかったGを受けての感想がこうである。

どういうことやねん、としか言いようがない脈絡のない言葉であるが、怖いでも楽しいでもない目線の感想という意味では良しと言えるか。言えないか。

また、先述したヘルメットがグイングイン動くこちらの様子、

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これを「阪口ってカエルだったんだ!」とイジられた際、嫌がるでも困るでもなく、自身のその明るいキャラ(妙なコメントをする、という部分も含め)を保ちつつ瞬時に返すその瞬発力は目を見張るものがある。

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改めて後述するが、珠ちゃんのカメラが自分に向いた際の察知能力とそのアクションは他の期のメンバーを含めても随一なように思う。彼女は『乃木坂工事中』初登場時からある程度の時期までは割と緊張気味で、聞かれたことに返答するのがやっとくらいな印象だったが、それを思うと、その成長具合も含め、高く評価すべき点である。

戦慄迷宮阪口

同じく「1期生にイッキに追いつけ! 強制 下克上対決」の富士急ロケでの、めちゃめちゃ怖いお化け屋敷・戦慄迷宮に1人でチャレンジした時のリアクションが大好きなので、ここで紹介しよう。もはや、語るでもなくただ挙げていくだけしたいと思う。

無題

入るなり、怖い怖い、と連発しながらのダッシュで「どー」。

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最初の部屋でゾンビに出くわした際にも「来ないで!来ないで!ばぁ~!」。

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あまりにも勢いよく走るもんだから、突然現れた階段に「あぶねぇ!」。

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タンタンタン、と階段をゆっくり降りたことで落ち着いてきたのか、この後の展開を冷静に分析し「こっから来るんでしょうねぇ」。(関係ないが、ワイプの笑ってるみり愛ちゃんが猫みたいでとても可愛い。美少女たちにはいつだって笑っていてほしいものだ。)

いずれも、やたら勢いよく異常な速さで戦慄迷宮を駆け抜けていく中で放たれたコメントだが、勢いで出た分なんだか味がある。それ故紹介させていただいた次第である。

ですので阪口

これは大した話ではないのだが、個人的に好きなので挙げたい。

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それぞれの企画はさておき、珠ちゃんは時折敬語の使い方が若干変なところがある。もちろんそれを批難しようというつもりはなく、そもそも高校生なんだからある程度はしょうがないというところ。

しかしこうも「ですので」「ますので」と連発されるとどうしても笑いがこみ上げてしまうので、せっかくだからここで触れたい。

是非このまま直すことなく、ツッコミどころを残し続けていただきたいものである。

軽率な阪口

さて、ここまで挙げてきた珠ちゃんの特徴、これらはいずれも(画力を除いて)一つの彼女のパーソナリティが根底にあるものと見ることができる。いや、画力ももしかしたらその内にあるかもしれないのだけど。

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「ウチの子いいでしょGP 3期生編」でお母さまに言われていた、"無謀なことに挑む度胸がある"という点である。度胸がある、というか、良くも悪くも後先考えないというか、割となんでも躊躇いなく行うその姿勢こそが彼女の持つ最大の魅力である。

軽率ガール阪口

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その様子が見られた中でも特にホットな「1カ月ぐらいでこれやります! 乃木坂46 みんなの目標発表会 2019」を是非紹介したい。(カメラへの反応がまた最高。)

「フリスビードッグ」に挑戦する、とプレゼンし、技をいくつやるかという話になった際、設楽さんがボケのつもりで言ったことに対し彼女は何一つ拒否することなく軽率にOKしまくる。

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(設楽さんが「出ました、阪口の根拠のない自信」と、彼女のそのパーソナリティを既に理解しているところに大変グッとくる。)

「こっちは5個ぐらいでいいだろうって話してたんだから、」と設楽さんが言うように、番組サイドの想定を軽く上回るほどに、自ら軽率にハードルを上げまくる。

本当に後先考えていないのか、とにかくこの場の盛り上がりのことを考えているのか、いずれにせよ盛り上がってしまうのだから大変良い。他の目標をプレゼンしたメンバー達はさすがにこの時点では自信なさげであった分、珠ちゃんのこのスタンスは実に頼もしいし、結果的に面白くなっていて申し分ないものと言えるだろう。

さらにコレ何が面白いかって、数ヶ月後(先日)オンエアされた実際にその課題を発表する際、自らハードルを上げたことに対しての返答が以下だったことである。

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「自分でああ言った以上は、」とかそういうのもなく、珠ちゃんは躊躇いなく後悔する。(むしろ、この発言も先述した"なんでも躊躇いなく行うその姿勢"である。)

これによって、目標プレゼンの時点であれだけ盛り上がった軽率発言も、一気にただのフリと化してしまったのである。

「できます♡」→「すごく後悔してます」という2ヶ月たっぷりかけたフリオチ。ここまで書いてきたように、以前からこれだけの軽率発言を繰り返してきた背景があるからこそ、なおのことコレが面白くなる。

もしこれを計画的にやっていたのだとしたら彼女は天才である。そうでなくても、あまりにも面白いこの構造を披露してしまった時点でやはり天才である。

そんな後悔から始まった「フリスビードッグ」の挑戦、結果から言えば失敗に終わってしまったのだが、あくまでフリスビーキャッチが既定の数に届かなかっただけであって、その披露自体は見事なものだったことは観た方々には既に知るところであろう。

それは番組中でも見られた彼女が涙を流して悔しがる様子、その後に書かれたブログ、またフリスビードッグを指導されたauraさんのブログから如実に読み取ることが出来る。あくまで、上に書いたフリオチと、設楽さんの一切再挑戦させようとしない鬼っぷりだけが笑えるものだった、と念押ししたい。

まとめ

以上、フリスビードッグ良かったよー!と言いたかっただけの内容でした。いやいや、珠ちゃんの面白さを広く共有したいがためのものであります。なんなら、本当はあれもこれも書き足りない。

すべて書いたらキリがないので、上でキャプチャだけ載せた「23rdシングルヒット祈願キャンペーン」にてスカイダイビングに挑戦した際の、謎のアルマゲドンパロディの様子を載せて締めとする。

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キャプチャではわかりにくかったけど以上。



明日飲むコーヒーを少し良いやつにしたい。良かったら↓。