イエスタデイ

わたしは今日家で「イエスタデイ」を見ました。
みんなが馬鹿にするようなTikTokで確かおすすめ映画として紹介されていました。恥ずかしながらわたしは特に映画にとても興味があるわけではないので初めて知ったのですが、とても興味をそそられるような投稿をしてくれたおかげで今回見ようと思いました。

以下ネタバレ含みます

もし自分が自分の大好きなアーティストがいない世界に来てしまった場合、それを丸々真似せずに生きることができますか?いろいろ思うことがあると思いますが、わたしなら絶対に真似をします。この世に自分しか知っている人が存在しないと知った瞬間に全て歌詞と鼻歌を録音しようとすると思います。丸々真似することは悪いと分かってはいますが、存在しない世界ではどうしたって同じで、しかも後世に伝えない方が悪なのかな?!とオタク心で思ってしまう気がします。もちろん、声、再現できる音楽力、努力、そして広めるための力全てが必要なことはわかりますが、存在しないものをコピーすることは盗作なのかな〜どうなんだろう、、。真似したことで自分が有名になったら必死に真似する日々を送り、毎日罪悪感に覆われて枕に涙を浮かべる日々を10年間は続けようとして精神を病むと思います。いくら好きな音楽だとしても、あの年まで音楽を続けるなんてよほど伝えたいことが他にあったはずなのに、自分の元の実力は見てもらえない。主人公はおそらくそのようなことを考えながらも何年も続けようとしますが最後のシーンでもう同じようなことをやめる決意をします。わたしは心が汚いため、正直途中で現れたビートルズを知っているまま存在している二名のファンが全てを暴露し主人公を陥れようとしているのかと思いました、、、、でもやはり自分の青春のような大好きなものは、自分で独り占めしたいという気持ちとともに後世に伝えなければならないくらいに素晴らしいものだと思うのかなと思います。あまりにも邪悪な心がない素晴らしいオタクたち、、、、、、。また、主人公はビートルズの曲を借りて自分が有名になれたと思っていそうですが、彼自身の努力実力がそれを作っていることは間違い無いと思います。曲がどんなに素晴らしくても歌が上手くなかったり、人望がなかったり、構成するもの全てが彼ではなかったら何も起きなかったと思います。特にスーパーでお客様に人気だった様子や、エリーに10年ほど好かれてた事実を見てみると、本当に性格が良かったんだなと思います。そこは自己肯定感が少し低かったのかな〜、、、と思いました、、、。
また、途中からマネージャーになったあの子!最初アル中で仕事失敗したのに、そのあと主人公がエリーの代わりにロサンゼルスまで連れて行こうとして、わたしは主人公ってなに?!と思ったのですが、ちょっとエドシーランに空回りしてしまったりはしましたが、かなりマネージャーらしき行動をしてくれて本当に好きになりました。そして主人公のことを「僕の親友、僕のヒーロー」と言ったところは本当に泣きました。いくらアル中薬中だとしても友達である主人公は絶対に本質を知っていたんだろうなと思います、、、、だから連れて行ったんだろうなと、、、、、、
また、特に一番わたしが好きなシーンは、ジャックとエリーがお酒を飲んでいるときに、エリーが「今後の予定は?」と聞くと主人公が「大きな声で歌おう!」と言っていたことです。トンネルで大きな歌を歌うってどのくらい楽しいんだろうな〜と思います。わたしも死ぬまでにしてみたい!!!!!!!あと最後らへんのライブで自分がビートルズをパクったことを自白した後にマネージャーに追いかけられてエリーと逃げたあのバクバク感とそれを守ってくれた元アル中マネージャーが大好きだなって思いました。こういうのを見ると、映画が自分の世界になってくれないかな〜って思います。絶対楽しい!
最終的にエリーとジャックが結婚して二人の子供を授かりますが、ジャックが言った「普通がいいよ〜」がなんというか、、、、わたしはいつも可愛いアイドルを見て来世はああなりたいと本当に思います。アリーナツアーするくらい大きな大好きなバンドにも憧れます。どうしても普通でいられない才能や人望、周りを驚かせるような容姿に性格、そしてそれらを伸ばす努力できる精神力に本当に憧れてしまいます。主人公の彼も同じようなものを持っていたと思います。普通とは何か。方法は少し邪道ではあるがあれだけ世界的に人気になり、「普通がいい」と言った理由を知っているのにも関わらず、普通よりも主人公のような華やかな人生を望んでしまうわたし。 

彼は死ぬ間際に「この人生でよかった」と言うだろうな

お気に入りのセリフ 僕は二番目だ、悪くない位置だ、2位で終わる名曲もある

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