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S&T M4 G3ETUシリーズのスポーツライン電動ガンフレームの互換性についての独自研究【エアガン解説】

序文

S&T G3電子トリガー…
G3はGewehr3(独:3号小銃)ではなくGeneration3(第三世代)でありS&T電子トリガーの第三世代を意味する

そのG3トリガーは分解 組み込み技術もない上で貧乏で電子トリガーが買えない(煽りよる)という人に与えられた超格安電子トリガー…
2021年から一気にその価格と余分な機能のないシンプルでわかりやすいことから一気に流通 世はまさに電子トリガー時代となった

その中でもM4系統のスポーツラインはかなりの人気があり、その値段はフォースター系のショップでセールを行えば9800円(税抜き)となるほどのありえないほどの格安となる
しかも安いだけでなく、マルイに多少程度は劣るくらい…というありえないほどの安定性を誇る。

かくいう私もこのスポーツラインのファンであり以前3丁を紹介した

更にこの記事を出した後でもう一挺チャレンジャーラインを買ってみた

これらだけでなくアッパーレシーバーを使用することで色々と組み換え遊べるようにしていた…はずだった

HK416とM4CQBRの互換性が無いのはまぁなんでだろうな~で済んだのだが…
URGとCQBR互換性どうだろうな~と思ってやったら付かなかったのだ…
そしてHK416とURGは…ついた(後に買ったURX4も付いた)

この時ようやくわかった
電子トリガーだけがGeneration3なだけで、フレームや他のパーツは思いっきり公開されていない世代があるということに

とはいえ所持しているのはG3の物を幾つかとまだ電子トリガーを積んでいないマイクロスイッチ時代の奴ぶっ壊れてるのが1丁だけなのでその骨とう品は置いておきG3ETUの中でも最低でも2世代のパーツ世代があることが分かったのだ

本題

とりあえずまずこれがG3ETUに採用されたフレームである
上が最近更新されたもの 安くなるのは殆どこの ΜΟΛΩΝ ΛΑΒΕと印刷されたMOLON刻印だ
ただし値段は高くなるがチャレンジャーライン(スポーツラインフレームにメタルハンドガード)等にCOLT刻印など色々ある

下は割と最近まで使用されていたモデルとなる

アッパーフレーム

一見ではチャージングハンドル以外は分かりづらいと思われる
とはいえチャージングハンドルは全く世代には関係ない

左が新型 右が旧型である

意外と重要なのがこの上部のアウターバレル固定の為の切り抜きが貫通していないことだ

とはいえアウターバレルを金ヤスリで削れば取り付けは出来るが非常に面倒にはなった

フレームを加工しない場合ここまで削ることになる 100禁なら金ヤスリ位は売ってるだろう

互換性で重要なのがこの後部の形である
新しい方(右)は円形の上に更に突起状にされている
そうでなくても挿入部自体の形状が違うので全く互換性は当てにできない
こちらは加工したところでという感じだろう

旧型のボルトを模したカバーはただ乗せて差し込んであるだけ
簡単に外れる

新型はこのようにカバーにバネまで仕込んである
因みに曲がっていて使えないように見えるがこれが普通です…いや最初に見た時分解ミスしたか?と思ったけど他の人の奴や二丁目もこれだったから正しいんだよこれで…
でも曲がり過ぎると引っかかるのでそうなったら直していこう

ロアフレーム

ロアフレームも結構な変化がある あっ刻印は別ね?
とはいえ横に置いてある付属品たちは互換性があるのでそこは安心されたし
何故かセレクターとかは灰色になったのにピンは旧型が灰色
並べ間違えたんじゃないんだよこれ… 購入時からなんだよこれ…

分かりやすい部分でバッファーチューブを接続する部分は旧型は短く、新型は長い
多少長いことで取り付けられない特殊ストックもあるだろうが切断すれば何とかなる
のこぎりで簡単に切断は出来るはずだ

どちらも貫通しておりQDメカボックスから簡単にスプリングを取り出せる&配線を逃がしやすくする工夫も全く同じ

上から見ると微妙な差と後述するボルトストップの違いがわかりやすい

ボルトストップモドキは旧型はただハメてあるだけなので簡単に取れる
マルイと違い抜け止めもないので普通の分解時でも簡単に取れる 紛失注意だ 最悪接着をお勧めする

逆に新型はここがイモネジになっており

このように外す
メカボックスにレバーが設置されているのでそこに接続する

前面の部分 大きくは変わってないが寸法は違いがみられる

下も後部が特に互換性を無くした決め手となる
左が新型で右が旧型だ

この突起でメカボックスの互換性もなくなっている
一応旧メカボは入るのだが、後ろから押し出されるような形になる都合上後部ピンがずれて入らない

左面はほとんど違いは見受けられないが 旧型はフレーム前面の部分に穴が空いている
これは実銃でもそうなので再現性は下がったといえる

バッファーチューブ(ストックパイプ)

一見してわかりづらいが一番わかりやすいのはネジのモールドがなくなっていること
上の無い方が新型で ある方が旧型だ
ここも再現性を下げているがわざわざ金型を作り直す必要があったのだろうか

内部のネジはともかくプレートが大きく違う
旧型は本当に板だ

取り付け部は意外と違う表情となっている

どちらも特に配線回しに影響はあまりないが旧型の方が大きく取り回しやすい印象はある

ストック(LMTクレーンタイプ)

双方ともにLMTのクレーンタイプに酷似した物なので比較
パッド部分に目が行くが地味にQDホールが違う
上が新型 下が旧型
パット見分かるのはQDホールが形状が違う事とパットの形状だ

取り外し方は全く一緒だがかなり違いがある
どのパーツも全く互換性は無いがお互いにお互いのストックパイプに挿入は可能

蓋の部分ですら厚みも形状も全く違うので使用はできない

メカボックス

今回は間違えて上を旧型 したが新型となっている
黒が旧型 白が新型とみておいてほしい

あくまで分解はしないがメカボックスもかなり変わっている
見た目は大きく変化したが外部の寸法は大幅には変わっていないが極僅かに後ろのスペースが新型は短くなった(理由は先程のフレーム)

現行型は表にS&T ARMAMENTと書かれているが
旧型はロゴが絵が描かれている

割と削れて役目を果たせなくなっているボルトストップ用のレバー
これに引っ掛けることでボルトストップが使用できる
それによりボルトストップが再現されるのだが大抵削れてすぐに無意味に
CYMAはもうすこし長持ちするのだが…
アッパーの所の曲がりってこれの所為でもあるんじゃないか?

旧型は赤に着色されているしピストンも色等の違いはあるが加速ポートの位置は11インチでも10インチでも一緒

QDは続投 これのお陰でかなり分解しやすい
ただ規格自体は大きく変更されている
ぶっちゃけやめてほしい

配線が結構大きく変化した
旧型はミニコネクタ
新型はTコネクタだ

どっちにも言えるがこのように根本は3本の配線になっている
そして保護されている部分で少し太いところでつながるのだ
これにより常時軽い電流が流れることでスイッチ特有のスパークを無くすことができる

新型のトリガーはおよそ5mmという短さになっている
半面結構重めになっている

旧型は8mm近いストロークだがかなり軽い 
数値で見るとたった3mmだが実際に引き絞ってみるとかなり大きな差がある

重量は新型は506g

旧型は510グラム

メカボックスはTコネクタの都合上新型の方が多少セミのキレはいい
正確にはどっちも後付けヒューズを使用「Tコネ/ミニコネ」と「ミニコネ/ミニコネ」の違いの問題である
因みに「Tコネ/ミニコネ」変換に「ミニコネ/ミニコネ」後付けヒューズは流石に新型が明確に負けた

ストックパイプの中に入る程度のヒューズボックスを持っているとか作る技術があってミニコネクタ使いたいなら旧型の方がいいかもしれない 安いし

フル時の連射速度や初速自体は公開記事通りの互角


HK416(奥側)に搭載されているものはガンメタカラーになっている
中身の色は変わらなさそうなため同じものと思われる
写真には写ってないがボルトストップ機能は搭載されている
ほぼ同じ

Tコネクタではなくミニコネクタの為扱いやすい
ガンメタカラーと言いロットなのかHK416とURGの違いなのかは不明
ロットだと思われるが…(恐らくロット チャレンジャーラインURX4がTコネだった)
インナーバレルもアルミとはいえ416は銀色そのまま URGは金にはメッキされていたのもあるなど更にこの現用型でもかなりの違いがあると思われる
ただ金色メッキはコストアップしてるはずなので単純にコストダウンばかりしているわけではなさそうだそれはそれとして真鍮に戻せとは言いたいが

残念ながらURX4ではアルミそのまま銀色インナーバレルになっていた

結論

新型フレームのみを保存し、ハンドガードなどのフロントを取って全旧型を売却することにした
そして単品で新型アッパーを買いまくることにした…似たようなことをCYMAメタルフレームでもやってるけどな!

組み替え例

新型フレームを2つ追加入手して旧S&Tの奴を移植しました

元から新型のHK416とURG-1(Mk18 mod.2)の組み合わせ
実銃の民間規格だとMR556A1から要約できるようになった奴

SOPMOD BLOCK1的な感じでM4CQBR Mk18 MOD.0な感じ

SOPMOD BLOCK2的な感じで MK18 Mod.1

あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!