見出し画像

「ラ・シオタ駅への列車の到着」世界初のスクリーン上映作品

新型コロナウィルスによる自粛期間をせっかくなら有効活用するべく、映画の造詣をより深めていきたいと思い様々な映画史の本を購入して読んでいる。その中で世界初のスクリーン上映をされたとする映画の一つがリュミエール兄弟が作ってパリで上映した「ラ・シオタ駅への列車の到着」という作品だそうだ。(諸説あるみたい)Youtubeにあがっていたので鑑賞してみました。

フランスの発明家であるレオン・ボウリーが撮影と映写の機能をもつ世界初の複合機であるシネマトグラフを開発。その特許をリミュエール兄弟に売り、リミュエール兄弟が本作を製作した。ちなみに、シネマトグラフは今のシネマの語源となっていることからも世界初というのも甚だ信憑性が増してくる。この作品もそうだが、リミュエール兄弟の作品は日常のありのままの撮影をしたものが多く、彼らは「アクチュアリテ」と呼んだそうだ。ちなみにこの機材がこの先どれほど世界に影響を与えていくかも知らず、別事業に専念すべく撤退したという。もったいない。。。

この作品を見た人達は初めて動く映像を見る人達ばかりで、列車が迫りくるのを見て驚いたとい逸話する残っている。大げさに感想を語っていただけかもしれないが、それでも今でも語り継がれている点からみてもすごい映像というのは間違いないと思う。

参考:「いちばん優しい映画教室 イラストでわかる映画の歴史」(アダム・オールサッチ・ボードマン著、細谷由依子訳)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?