痛み

「痛みを思い出す、それそのものが痛い。」
と言われなんか既視感あるな〜。と思ってたら、だいぶ前に聞いていた言葉だった。

初めて言われたときも、成程。と理解はできたけれど、体感では理解できてなかった。　

何かを聞き出す事。
それは、それぞれが抱える地獄を思い起こさせてしまうことがある。それを不用意に触れさせないよう自己開示をする形でコミュニケーションをとる人達がいる。(優しいコミュニケーションだなぁ…)

相手のことを聞き出すのは、求め合っている上でなら成立する。それは、伝えたいー知りたい、伝えて欲しいー知ってほしいが両立してる時。

相手のことを知りたいと望むことは、相手が望まない限り、愛があろうが優しさがあろうが、傲慢でしかない。お前のことを言えよ。という行為は、支配を握ろうとされている様に感じる人もいる。


本質、見極め、ジャッジ。
人の気持ちがわからない、自分の気持ちもみてないから。見るのが痛い。触れるのが痛い。

身体の機微には敏感で、心の機微をみることをしてなかったんだろうな。
知るだと妄想になる。妄想は相手を傷つける。
ならば、想像して仮説立てて行動するべき。
いつも不確定なそれを、そのままで保つべき。
なんでかなぁ、出来なくなってる感覚が如実。

漂い漂わせることに、恐れやを抱いたり、それらを軽んじている節がある？



鈍感になることを選んだ。目を瞑ることを選んだ。とびっきり痛いのじゃないと、痛いということがわからなくなってるような気もする。


自分の形がよくわからないまま生きていく。
だから不必要なものを欲しがるし、不必要に傷つく。誰かに触れて、触れられて、傷つけてもらうことで自分の輪郭をみつけようとしている。

そうでもしないと自分がどこにいるのか、なんなのか、わからなくて不安だ。　.2023.8.27

あの頃、あゆみはやたらと不安で、もちろん思春期だったからいろいろなことに心が揺れ動くのは当たり前のことだったのだろうけど、自分から不安になりにいっているところ があった。心を揺さぶってみて、その震え方 や音の立て方でしか、自分を確認できない気がしていた。

お小遣いの成果(高瀬隼子)

形を欲しがって欲張ったんかな。
また名前を欲しがった？名前なんていらない。
と、毎回同じところに戻る。

追記.
愛するのも愛されるのも痛いことばかりなので、積み重ねることはしないし、あげないし受け取らない。みたいな感じ。徹底できてないけれど。