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【漫画とマンガと漫画家と私】

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ひとりのマンガ読者として、またひとりの漫画家として、ただただマンガが大好きな私として。 そんな漫画家による『青野春秋のマンガと歩んできた漫画人生譚』
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#漫画

『100万円の女たち』の創作裏話 〜締め切りの向こう側 〜

デビュー間もない頃に「青野さんは週刊連載をするつもりはありませんか?」と週刊スピリッツの…

『夢子ちゃん』の創作裏話 〜紙から電子へ転換期〜

「青野さん、Webでマンガを連載してみませんか?」 と、編集者Tさんから提案された。 2014年…

『五反田物語』の創作裏話

このマンガは表題作の連作短編を中心にした短編集です。 『五反田物語』は、1話ごとに登場人…

初連載『俺はまだ本気出してないだけ』の始まりから完結までの話(後編)

連載再開後も映像化のオファーはたくさん来たそうです。 そんななか、Kさんから「この企画書だ…

初連載『俺はまだ本気出してないだけ』の始まりから完結までの話(前編)

2005年に漫画雑誌『月刊IKKI』の新人賞イキマンで漫画家デビューした僕に付いてくれた担当編集…

青野春秋を形成する作品〜マンガ編〜(前編)

もっとも多い質問で「影響を受けた作品」についての回答を前回記しましたが、その中でも私自身…

青野春秋のマンガの描き方

マンガの描き方と言うと漫画家の数だけあるという元も子もない話になってしまうので、ある程度一般的な描き方と僕の場合を比較しながら紹介できたらと思います。 前提として僕は完全アナログ作業の描き方です。 近年は漫画家の8割以上がデジタル作業を導入している統計が出ているので完全アナログ作業の僕はもう希少な完全アナログ漫画家になっています。 そうは言ってもデジタルアナログ関係なくマンガを完成させるまでの工程は、進め方の違いはあれど目的地は同じと言っても差し支えないと思います。

青野春秋が漫画家デビューした理由と経緯について

僕は1998年の18歳のときに、北関東の茨城県から上京しました。 理由は漫画家になるためではな…