【お悩み相談】 曖昧な関係は、自分軸を見直すチャンス。

NY在住　何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ　平野さきです。

私の住む米国ニューヨークでは、
この週末、ハロウィンのイベントで盛り上がっています。

犬好きの私、
近所の公園で毎年開催される
ドッグ　コスチューム　コンテスト
でボランティアをしてきました。

犬と飼い主が一緒に仮装するこのコンテスト。
中には、一体何時間費やしたのだろうというような
凝った製作も数々見られました。
飼い主のクリエイティビティが問われます（笑）。

＊

本日は、ココロノマルシェ　に寄せられた下記のお悩みに回答します。

初めまして。2年前に根本さんのblogに出会いコチラに辿りつきました。
3年前に彼と出会いお互いに急速に惹かれ合いました。私は44歳。彼は54歳。彼はきちんとした仕事に就く傍ら本気で音楽してます。私も趣味で音楽していて仲良くなったのは教わる事になったのがキッカケです。彼はとても分かりやすい人で私の事が凄く気になってる様子だけど音楽以外で関わると気になったりずっと考えたり心が不安定になるから一定の距離を保ちたいと初っ端から伝えられました。私と居るとドキドキするし可愛いし魅力的なだけに私の気持ちは嬉しいけど答えられないって言われました。

ご飯作ったからウチに来てって誘いも潔く断られました。たまに会って音楽練習する関係が1年半。その後彼は心臓を患い危うく命を落としかけましたが緊急手術で一命をとりとめ
私は神社でお参りとお守りを買って体に良い料理をただひたすら届けるだけを続けていたら彼の心が少しずつ開いたのか、あれほど頑なな彼の心が溶けてきて普通にウチにもご飯食べに来てくれるようになりました。

迷いながら一線も超えてお正月過ごしたり映画デートしたりお花見行ったり恋人みたいに過ごすように。しかしお付き合いしたいって言うと「僕は一人で墓に入ると決めたから」と友達のままで居たいと言われちゃいます。

彼は仕事しながら音楽活動もしていてサッカーも趣味でしている為忙しいので会えるのが月に1度。しかも3〜4時間で帰ってしまいます。
さすがに寂しくてもう少し一緒にいたいです。
私はこれからの人生彼と一緒に生きていきたいのですが難しいのでしょうか？

彼は私の就職や仕事の事などいつも心配して気にしてくれ長々とお説教されたりコロナになった時は食料たくさん届けてくれたりしますがもう恋愛感情が無いのかな。。と悩んでしまいます。
よろしくお願いします。

citronさん
ご相談ありがとうございます。

お付き合いしたいって言うと「僕は一人で墓に入ると決めたから」と友達のままで居たいと言われちゃいます。

お付き合いしたいという自分の気持ちを
しっかりと伝えたcitronさん、
素晴らしいです。

彼はcitronさんのことは今でも好きだし、
大切に思う気持ちに変わりはないと思います。

でなければ、
citronさんとふたりで特別な時間を過ごしたり、
citronさんのことを心配してくれたりしないでしょう。

しかし、
「パートナーにコミットすることなく、一人で生きていく」
という強い信念を彼は持っているようですね。

パートナーとの関係よりも、
仕事、音楽、サッカー、、、
などに集中して生きていこうという方向性が、
彼の54年の人生の中で、固まっているようですね。

お互い強く魅かれあっているのに、
残念ながら、
お互いの人生の方向性が
一致しない。

切ないですよね。。。

私はこれからの人生彼と一緒に生きていきたいのですが難しいのでしょうか？

citronさんがこれからの人生を彼と一緒に生きていきたいという気持ち、
それはcitronさんの素直な気持ちで、
大切な気持ちです。

自分の気持ちを押し殺す必要はないし、
無理に押し潰そうとすると、
かえって苦しくなってしまいます。

その上で、citronさんに考えていただきたいのは、
どうしても彼と一緒に生きていきたい、彼でないとだめ、
ということなのか？

それとも、
相手は彼ではなくても、
とにかくパートナーを見つけて、残りの人生を生きていきたい、
ということなのか？

彼ほど魅かれる人に今まで出会ったことがない。
44歳の今、彼を逃したら後はない。

など、様々な気持ちがcitronさんの心の中を巡っていると思います。
一度じっくりと、
自分の気持ち、自分は何が欲しいのか、
を考えてみてください。

一度自分の全ての気持ちを
紙に書き出してみると、
スッキリするかもしれません。

自分の気持ちを見つめ直すのは、
結局のところ、
citronさんがどうしたいのか、が一番大切だからです。

自分の気持ちを軽んじた分だけ、
おふたりの関係もうまくいかなくなってしまうからです。

彼は、付き合うことなく、友達のままでいたい、
という自分の気持ちを尊重しています。

そのとき、citronさんも、
彼軸になってしまうのではなくて、
自分軸を持つことが大切です。

例えば、
”今すぐにコミットできなくても、
このまま会い続けていれば、
いつかコミットしてくれるかもしれない、
だから、もう少し待ってみよう。”
というのも一つの選択です。

しかし、それは彼軸です。
彼の気持ちがいつまでも変わらなかったり、
中々会えない状態が続くと、
citronさんはもっと苦しくなっていくと思います。

一方、
”彼が私にいつかコミットしてくれるかどうかわからない。
コミットしてくれても、してくれなくても、
私は彼を愛しているから、
彼と一緒に過ごしたいから、
彼と会い続ける（例え何年後かに彼と別れることになっても）。”
という選択もあります。

それは、citronさんの中で、
相手が彼ではなくても自分は幸せになれる、
という覚悟ができている状態であり、
コミットメントしている状態、
自分軸の状態です。

大好きな彼なのに、
１ヶ月に一度、３〜４時間しか会えないというのは、
寂しいですよね。

しかし、自分軸が高まり、彼を手放すことができるようになると、
「好きなものは好き」という気持ちに素直になれます。
会えなくてもそれほど寂しく感じずに気長に待てるでしょう。
視野が広がり、余裕が出てきます。
彼に対しても、彼以外の男性に対しても。
今は彼以外の男性には目が向かないかもしれませんが、
彼以外の男性を見る余裕も出てくるでしょう。

そしてもちろん、
私はこれからの人生を一人で生きていきたくないから、
彼とはキッパリ別れて、
新しい相手を見つける、という選択もあります。
これも自分軸です。

彼とではなくても自分は幸せになれる、という確信が
citronさんにはありますか？

ぜひ一度、
じっくりと自分の気持ちに向き合ってみてください。
すると、これからどうしようか、
が見えてくると思います。

それでも、迷いは消えないかもしれません。
その場合は、一人で悩まずに、
カウンセラーなどの力を借りて
進んでいくことをお勧めします。


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個人セッションでは、さまざまな視点からさらに深く問題をみて、
継続的に変化をサポートしていきます。

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心理カウンセラー・コーチ
平野さき