【お悩み相談】 恋人との関係と、自分の道の両立
NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。
今日は ココロノマルシェ に寄せられた、山田さんのお悩みに回答します。
ご相談文はこちら⇩
山田さん
彼のことは尊敬しているし大切に思っている、
それなのに、彼が欲しいものを与えることができない、
一方で、自分も成長して自立していたい、、、
そんな思いが複雑に入り混じって、結論は出ない、それでも前に進んでいきたい、、、、
そんな山田さんの迷いを、ご相談分からひしひしと感じました。
じゃあ一体、自分はどうしたいの?
そこがわからないから、こうして、誰かに話を聞いて欲しいと
投稿されているのですよね。
今すぐに答えは出なくても、
山田さんの中で、何かスッキリするものを得ることができれば良いなと思い、回答させて頂きます。
***
彼と"対等"でいたい自分
山田さんは、きっと頑張り屋さんで、能力の高い素敵な女性なのだと思います。
というところから、山田さんが理想とするパートナーシップは、
互いに自立して、尊敬し合っていく、
そんな関係なのかな、と感じました。
そのため、自分も頑張って、彼にふさわしい女性でいたい。
そんな思いが、きっと山田さんの中にあるのだと思いました。
いかがですか?
その思いは、大変素晴らしいです。
彼もきっと、頑張る山田さんの姿を認めてくれていると思います。
同時に、”彼と対等でいたい” という山田さんの思いが強いあまりに、
彼の愛情を素直に受け入れることができないのかもしれません。
そのため、ふたりの距離をかえって遠ざけてしまっているのです。
山田さんは、きっととても頑張り屋さんですね。
楽をしてはいけない、彼に甘えてはいけない、自分も彼みたいに頑張らなきゃいけない、と。
高い理想を持って、それに向かって努力して進んでいけることは、
山田さんの才能だと思います。
同時に、
”私は何かしないと認めてもらえない”
”これを持っていないと愛してもらえない”
そんな思いが、心の奥底にありませんか?
そんな自分の無価値観を埋めるために、
無理して頑張っていませんか?
山田さんの考える彼との対等な関係とは、
社会的に、金銭的に、対等な関係にいるという意味が強いでしょうか。
よって、彼の方が社会的に成功している、
だから私も頑張らなければ、ということになります。
LOVE & RESPECT
これ、とても重要な気づきだと思います。
彼は、山田さんが抱えている葛藤を振り払って、
手放しで彼のところに飛び込んできて欲しい、
そんな風に感じているのではないでしょうか。
パートナーシップにおいて、
”LOVE & RESPECT”
という本が、米国で50年間もベストセラーになっています。
その本の主旨は、
女性がパートナーシップで一番求めているものは、LOVE。愛されること。
一方、
男性がパートナーシップで一番求めているもの、それはRESPECT。パートナーに尊敬されること。
男性にとっては、とにかく、パートナーから尊敬されることが
何よりも大切なのです。
山田さんは、すでに彼のことを十分に尊敬していますよね。
ただ、もしかしたら、それが彼にストレートに伝わっていないのかもしれません。
自分も成長しなきゃ、という向上心が強いあまり、
自立していなきゃいけないと思い込み、
手放しで彼を尊敬し、彼に甘えることができないためです。
そのために、ふたりの関係は
お互いに我慢や息苦しさを感じるものになっています。
せっかく愛し合っているふたりなのに、もったいないですよね。
パートナーシップと勉強の両立
山田さんがこのように感じるのはなぜでしょうか?
勉強に集中すると、彼との関係に費やす時間がない、
彼のことを最優先で考えることができない、
そんな感じでしょうか?
もしもそうだとしたら、それは本当でしょうか?
周りを見てみてください。
社会的にも成功して、素敵なパートナーシップを築いている人って、
沢山いませんか?
むしろ、素敵なパートナーシップがあるからこそ、
自分が目指すものを頑張る力が得られる、と思いませんか。
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山田さんは今、新しい自分を受け入れるチャンスなのかもしれません。
それは、彼の愛を素直に受け取る自分、です。
山田さんと彼は既に対等な関係であり、
ありのままの自分を愛してくれる彼の愛を
受け入れることです。
そのためには、まず、山田さんご自身が
今の自分にOKを出すことが大切です。
自分を大切にして、自分の価値を認めることなしには、
本当の意味で他人を大切にすることはできません。
なぜなら、自分が持っていないものを、相手に与えることはできないからです。
自分には厳しいけれど他人には優しい、と言うのは、
自己犠牲に過ぎません。
自己犠牲で相手に接していると、どこかで息詰まってしまいますよね。
自分の価値も相手の価値も
同じくらい認めて初めて、”対等な関係”が成り立ちます。
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では、自分を受け入れる、ありのままの自分にOKを出すって、
どうしたらいいのでしょう?
完璧主義な自分、理想が高い自分、
”自分はこうあるべき”という正解主義な自分、まずは、そういう自分を認めることから始めましょう。
あ、今は完璧主義が出ているな、
あ、今はこうあるべき、という考え方をしているな、
とメタ認知するのです。
最初は、なかなかそんな自分を認めることはできないかもしれないけれど、練習です。
毎日の積み重ねです。
お互いの違いを認めて、お互いの価値を認めて、
対等な関係の中で、
互いに与えて受け取ることができるようになります。
山田さんは彼の愛を受け取り、
彼は山田さんから尊敬を受けて、
ふたりの関係がどんどん深まっていく。
そんな関係が持てたら、なんて素敵なんでしょう。
それは決して、人ごとではありません。
すぐそこに、手に届くところにあります。
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個人セッションでは、さまざまな視点からさらに深く問題をみて、
継続的に変化をサポートしていきます。
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心理カウンセラー・コーチ
平野さき
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