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旅路のしおり その23

・RR「ルーデン テンペスト」

 今回取り上げる〈ルーデンテンペスト〉はダメージスペル/スキルを扱うチャンピオンの多くに採用価値があるレリックです。その強さについて見ていこうと思います。

元ネタは何なんでしょうか…?

・最大の長所

 〈ルーデンテンペスト〉の強さはやはり打点を大幅に伸ばせる点にあると思います。

 〈ルーデンテンペスト〉をほぼ確実に採用するチャンピオンとして«ジン»を例に見てみましょう。


 «ジン»は自身のオリジンによりスペル/スキルを3回使うたびに«女神の足跡»が発動し、敵のネクサスに1打点を飛ばすことができます。そしてレベルアップすれば攻撃時に敵ネクサスへ4点飛ばすことができます。

 これだけでもおおよそ3〜5点は伸ばすことができます。

 また、初期デッキに採用されている«海賊の射撃手»や«マナソウルの学徒»の打点も上がるので、試合全体では5〜10点、またはそれ以上の打点を〈ルーデンテンペスト〉だけで上乗せすることができます。

ジンの初期デッキです。
〈ルーデンテンペスト〉により火力が倍増します。


 そして、ネクサスへのダメージだけでなくユニットへのダメージも上昇するので、攻撃面だけでなく防御面でも〈ルーデンテンペスト〉は優秀です。

 旅路においてはダメージスペルのコストパフォーマンスが通常ルールに比べて低くなる傾向がありますが、〈ルーデンテンペスト〉1つでもその差をかなり小さくしてくれます。

 実際、ファスト/バーストの除去スペルが手札にあるときは除去を急がず、チャンピオンを先に出し、敵の攻撃に合わせてバリューを高めた状態でスペルを使用することもしばしばあります。


・他レリックとの相性の良さ

 そして、その「スペル/スキルのバリューを高める」という特性上、相性のいいレリックが多いのも〈ルーデンテンペスト〉の長所です。

相性の良いレリックの例
追記:〈秘儀の彗星〉は全く相性良くなかったです
画像も後日修正します。

 スペル/スキルと相性のいいレリックは他にもありますが、〈ルーデンテンペスト〉が他と差別化できる理由は他のレリックの多くが「スペル/スキルをたくさん使える」のに長けているのに対し、〈ルーデンテンペスト〉は「一つのスペル/スキルを強く使える」からだと思います。

 つまりレリックやパワーを組み合わせたとき、ただスペル/スキルをたくさん使えるように強化していくのではなく、一つあたりのバリューもバランスよく高めることでより効果的に火力を出せるようになる感覚です。

(周の長さが一定の長方形について面積が最大となるのはそれが正方形のときであるように、デッキの火力を
「火力=使ったスペル/スキルの数×一つあたりの強さ」
と考えると、一つあたりの強さにもパワーやレリックを割くことで火力が最大値に近づく、といったイメージです。)


・注意点

 ただし、〈ルーデンテンペスト〉がスペル/スキル系のチャンピオン全てで使えるわけではありません。

 それは、先ほど述べた〈ルーデンテンペスト〉の強い理由は使うスペル/スキルのほとんどがダメージ系であるチャンピオンに限った話となります。

 «ラックス»や«ヤスオ»などのスペルやスキルを使って戦うもののそれらがダメージ系でない場合は、スペルやスキルをたくさん使える方に振り切った方がいいでしょう。


 また、もちろんこの効果はチャンピオンが盤面にいるときのみに発動するので、チャンピオンを引き、着地させることが必要です。

 チャンピオンレベル20で可能になるゲーム開始時のチャンピオンドローへの依存度は高まりますし、場合によっては他のレリックで除去耐性を付与するなどして対策を講じることも必要です。


 〈ルーデンテンペスト〉について他にも汎用性の優れたレリックは存在するのは事実ですが、一方で〈ルーデンテンペスト〉を最優先で採用するチャンピオンは他のレリックよりも多いと思います。

 スペル/スキル系のレリックの中でも唯一無二の性能をしたレリックなので、ぜひ手に入れましょう!


・獲得方法(キャンペーンアドベンチャー)

 〈ルーデンテンペスト〉は«ラックス»のキャンペーンアドベンチャーで獲得できることが判明しております。

(根拠となる画像は準備中です…)

 «ラックス»は最初に解放するデマーシアのチャンピオンにオススメできるチャンピオンでもあります。
 デマーシアのチャンピオンをまだ解放してない方はぜひ解放されてはいかがでしょうか?



・オススメ解放チャンピオン
 「ラックス」(詳細版)

 〈ルーデンテンペスト〉のRRにちなんで、«ラックス»の強みとオススメできる理由をまとめてみました。


※上の記事で一度«ラックス»について解説しておりますが、「なぜデマーシアの中でオススメできるのか」について述べたまでであり、その説明を補うために改めてまとめることにしました。



 まず最初に«ラックス»の評価点を以下に示しておきます。

基準はレベル20&スターパワー2です。


・圧倒的突破力

 スターパワーを2に上げることで、合計6コストをスペルで使うたびに0コストの«ゴールデンイージス»が手札に生成されます。

スターパワー1、2では、スペル使用時に回復するマナは
スペルマナのみだったと記憶しております。
こんなんなんぼあっても良いですからね〜


 «ラックス»はこの«ゴールデンイージス»を2〜4枚ほど抱えた後に一斉に攻撃を仕掛けて勝ち切るのが基本的な勝ち筋になります。

 敵がマナを使い切った後であれば、あとは敵の盤面を考慮しながら殴り続けるだけですが、多少の不利トレードも«ゴールデンイージス»のバリアによってすることができます。

耐えてるだけでも「勝ち盤面」に持っていくことが可能です。

 特にチャレンジャー持ちのユニットを一体出しておけば、それにバリアを付与し続けることで敵の一体のユニットのブロックを実質的に無効化できます。

 このような突破力こそが«ラックス»特有の強さであり、楽しさでもあります。


・幅広いパワーとレリックの選択肢

 «ラックス»はスペルを主軸としながらも、最終的にはユニットを展開して勝利します。

スペルとユニットの両方がゲーム展開に関わるのでその分相性のいいパワーやレリックも多くなります。

 もっと細かくいえば、「スペルをプレイするとき」と「ユニットが盤面上で何かしたとき」のどちらかに発動するパワーは特に相性がいいです。

 ただし、スペルのコストを下げるパワーについては«ラックス»やスターパワーの効果が発動するのを阻害する場合があるので注意しましょう。


・事故率の低さ

デッキ圧縮ではユニットカードから削除していきます。


 «ラックス»の初期デッキは主に2〜4コストのユニットと3〜6コストのスペルで構成されています。

 序盤に出すユニットが手札に来ないことも少なければ、リソースする確保がなくても«ゴールデンイージス»を絡めてフィニッシュするまでに手札が枯れることも少ないのです。

 また以前«リー・シン»などのチャンピオンについて、「スペルを使いながらユニットで殴るデッキはユニットを引く必要があり、安定しづらい」と述べたことがあります。

 これについては、上記に該当するチャンピオンはバフ系スペルを使うのに対し、«ラックス»はスペルで直接ユニットを展開する点で区別することができると思います。

 «ラックス»の場合はデッキのスペルの割合が高くなっても、そのスペルが直接ユニットを展開できるのならそのユニットと«ゴールデンイージス»で勝つことができます。

 これを踏まえると、«ラックス»はバトルリワードにおいてユニットを展開できるスペルを中心に集めるのがいいかもしれません。

※ただし、スペルでユニットを展開するのはユニットをプレイして展開するよりもコストパフォーマンスは下がります。
 このテンポロスを«ゴールデンイージス»で回収するのですが、«ゴールデンイージス»を使うまではどうしてもテンポロスが生じるため敵のアグロには警戒する必要があります。


 «ラックス»はレリックを頼らずとも安定した火力を出すことができ、プレイも簡単なため初心者にも非常にオススメできるチャンピオンです。
 «ゴールデンイージス»を使った旅路特有の理不尽ムーブも楽しめるので、ぜひ使ってみてください!



 今回はここまでにしようと思います。

 リンクを貼った最初の頃の記事を読んでみたのですが、内容のあっさりさ(=薄さ)にびっくりしました。しかし、確かに読みやすいとも思いました。記事のボリュームに関しては私もまだまだ模索中なので、ご意見・ご要望もお待ちしております。

 また、記事を書き始めてから旅路の立ち回りを言語化するようになり、そのおかげかパスなどのルーンテラのプレイも多少は上手くなった気がします。
 もちろんまだまだ未熟者ですが、上手くなった実感を感じた時はやはり嬉しいものです。今後も楽しみつつ、頑張りたいと思いました。

 では、また次回。

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