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『Opera One』大幅アップデートにより搭載された、欲しい機能・不要な機能

私は、ネットを回覧するブラウザとして『Opera』を使用している。

Operaの特徴は、起動時の画面でお気に入りのサイトを自由に登録できる「スピードダイヤル」、マウスの動作で画面の操作などができる「マウスジェスチャー」、強力な「広告ブロック」などの機能が「拡張などを利用せず標準装備されている」こと。

私はそれまで『Firefox』を長年使用していた。これは「アドオン」と呼ばれる、ユーザーが作成した拡張機能を搭載することで、自分好みの仕様にできることが魅力だった。
だが、2017年にあった大型アップデート『Firefox Quantum』から、それまでのアドオンがほとんどが使えなくなり、また新しいアドオンを探すという苦労を強いられた。要は、特徴が逆に欠点になったということ。
だから「必要な機能が拡張無しで使えるブラウザが欲しい」と思ったことが、Operaに乗り換えた理由。


スピードダイヤルの新機能「カスタム画像」

そのOperaについて、2023年6月5日に発表された公式の情報より、システムを刷新した新しい『Opera One』がリリースされた。

詳しい内容は、リリース前のニュース記事に書かれている。

私にとって最もありがたい機能は、2023年1月10日に発表されたものより、

Now you can customize Start Page tiles with your own images. This should make the tiles much clearer, especially for those of you who use Google doc tiles, and allow you to find exactly what you want visually. You can right-click on any tile and find this option in the context menu:

(訳)
スタートページのタイルを自分の画像でカスタマイズできるようになりました。これにより、特にGoogle docのタイルを使用している方にとっては、タイルがよりわかりやすくなり、視覚的に欲しいものを正確に見つけることができるようになります。タイルの上で右クリックすると、コンテキストメニューにこのオプションが表示されます:

スピードダイヤルの画像は、サイト内のアイコンなどからある程度選べるものの、自由にカスタマイズはできなかった。それがようやく装備されたのかという印象。
何はともあれ、早速使ってみた。

カスタム画像の登録方法として、アイコンにカーソルを合わせると右上に表示される3点リーダーをクリックすると、メニューに「カスタム画像を設定する」が含まれているのでクリック。そこでファイル選択画面が出るので画像を指定するだけ。

アイコンの画像形式はjpgかpng。解像度は144px×88px(比率5:3)、それより大きい画像を使用すれば自動的に縮小されるので、それに合わせて作成すれば思い通りのものができる。
また、縦横比が5:3ではない場合、縦横いずれかの解像度が優先される。今のところ、どちらになるかの条件が不明。

起動時のロゴと音を消す方法

だが、逆に大きな不満点もある。

以前から、起動時にこのようなスプラッシュ画面と共に音声が鳴る。今まではバージョンアップ時の初回のみだったので気にしていなかったが、なぜか『Opera One』にバージョンアップしてから毎回の起動時に出るようになった。はっきり言って鬱陶しい。
そこで消す方法を探っていたら見つけたので、ここに書き留めておく。

以下のフォルダ名

%LOCALAPPDATA%\Programs\Opera\XXX.X.XXXX.XX(←バージョンがフォルダ名になる)

に、ファイル名「opera_gx_splash.exe」のファイルがある。
これがロゴと音を出す元凶なので、削除もしくはファイル名を変えておけば解決。

でも、きっとこれに関する苦情は山ほど出ているはずなので、すぐに修正されるとは思う。今すぐ消したいという方はご再考までに。

追記:解決

ファイル削除以外の方法があるようなので、ここに書き記しておく。

Operaのシステム設定でこれに関する設定が追加されているようで、URL入力欄に「opera://flags/#opera-one-introduction」と入力すると表示される。

デフォルトは「Disabled(有効)」って余計なことをやってるので、これを「Enabled(無効)」にすればいい。

…が、なぜかバージョン「102.0.4880.40」の時点では無効にしても変わらず、先日のアップデート「102.0.4880.46」以降は有効でも無効でも出なくなった。
やはり苦情が多かったのかは定かではないが、ひとまず解決。

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