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品川近視クリニックでICLを受けた話

2023年11月にICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を受けました。
1週間後検診を終えた結論として「やってよかった」の一言に尽きます!
(追記:半年が経過した今でも同じ気持ちです!)

本記事ではICLを受けるに至った経緯から術後までの一連の過程について整理しています。現在ICLを検討している方の参考になれましたら幸いです。

※手術前後の注意事項などもおおまかに書いていますが、あくまで参考情報として見ていただき、手術を受ける病院の指示に従っていただきますようお願いいたします。


ICLを受けるに至った経緯

筆者の視力は左0.6右0.07と左右差がひどく、以下の状況に悩んでいました。

  • 左右差があることで眼鏡だと酔ってしまう

  • 常時コンタクトをつけているとドライアイが辛い

  • 在宅勤務でコンタクトも眼鏡もしない状況で作業していることをかかりつけの眼科で伝えると「斜視になる可能性がある」と言われる

筆者は利き目が左かつ左の視力がよいことから、在宅勤務のPC作業であれば問題なく行うことができていました。
しかし、それ故に3点目の指摘につながっていることを知り、ICLを受けることを決断しました。

病院選びについてはリアルな友人だけで繋がっているInstagramで広く尋ねたところ8人中6人が品川近視クリニックとのことで、その安心感から本病院を選択しました。

ICL手術の流れ

①無料カウンセリング(手術2ヶ月前)

<予約について>
品川近視クリニックのサイトから「無料検査予約」をしました。本フォームで希望日時を送信後の翌日に電話があり、その電話で予約を確定しました。

<カウンセリングの注意事項について>
カウンセリングではICLに限定せず、レーシックとICLがそもそも適用かどうかを調べていただけます。
おおまかな注意事項については以下の通りです。

  • ソフトコンタクトレンズの場合、カウンセリング3日前から使用不可

  • 合計4時間ほどかかる

  • 瞳孔を広げる点眼薬を使うため当日の運転不可

  • カウンセリング後に営業を受ける(モヤっとポイント)

4点目について、ICL手術において角膜をメスで切るかorレーザーで切るかで値段が変わるそうです。
レーザーの方が乱視になるリスクと感染症になるリスクが低くなるとのことでした。ダイヤモンドプランなどの名称で営業の風を感じたことと、「持ち帰って検討したいので資料をいただけるか、写真を撮ってもいいですか」と尋ねたところ不可だったため不信感が増し、手術をするかどうかは持ち帰ることにしました。

<見積もりについて>
私は角膜が薄いことでレーシックはそもそもできないとのことで、ICL一択になりました。
ICLの場合、私は左右で度数が異なる・乱視対応ではないレンズ発注であることから、メス施術の場合は50万(紹介割で47万)、レーザー施術の場合は78万(紹介割で70万)でした。
なお、度数が-5D未満かどうかで値段は異なり、乱視の場合は片目につき+5万とのことでした。
結果として私はメス施術・紹介割の47万で受けています。
※紹介割とは、同病院で手術した人からの紹介チケットの提示で金額が安くなる制度のことです。

②内金の支払いとレンズの発注(手術1.5ヶ月前 ※①と同時でも可)

本来であれば①と②は同日で問題ありません。
私は上述した営業活動への不信感から検討する時間を設けたので時期が空いています。
同病院でICLを受けた高校時代の友人に詳しく話を聞き、相談を重ねて品川近視クリニックで手術をすることを決めました。
(H氏、あのときは親身に相談に乗ってくれて本当にありがとう!)

上述した見積もりの通り、47万で手術することになりましたが、そのうち19万を内金として事前に支払う必要があります。支払いをもってレンズの発注に進み、レンズの到着は乱視なしであれば2週間から1ヶ月、乱視なら2〜3ヶ月かかるとのことでした。
私の場合は3週間程度でレンズが到着した連絡を電話で受け、その電話で手術日と手術後の翌日検診・1週間後検診の予約をとりました。

③手術前の準備(手術3日前から)

手術前の3日前から指定された目薬を1日5回(起床時・朝・昼・晩・就寝前)に点眼する必要があります。
コンタクトレンズは手術前日まで使用可とのことでした。

④手術当日

手術当日の受付で以前に支払った内金以外の金額を支払います。
支払いが完了したら手術に向けた準備が始まります。

<手術直前>
手術前の30分間に10分おきに指定された薬を点眼し、直前には何種類かの点眼薬を看護師の方がしてくださいました。
医師による直前の検査もしていただき、問題なければ手術室に進みます。

<手術>
手術の概要については以下の通りです。

  • 頭上にあるライトの中央を常に見続けるよう指示を受ける

  • 目を閉じないようにする器具をはめられる

  • 定期的に目に大量の液をかけられる

  • メスなどの機材が割と見えるので自分が何をされるのかわかってしまう(ここが1番怖かったです)

  • レンズを固定するときに眼球の一部をググッと押されるときが少し痛く、目がグルングルン回る感覚が気持ち悪かった

  • 右目のときは痛みを割と感じたが左目は痛みを感じなかった

  • 片目につき10〜15分程度で終了

  • 手術直後から頭上のライトがはっきりと見えるようになり感動

<手術直後>
手術直後は何かしらの薬を2錠飲み(手術直後は呆然としてしまっており説明を聞き流してしまいました)、手術室近くのソファで30分ほど休憩します。
その後に術後検査を行い、問題がなければ保護メガネと点眼薬の説明を受けて終了です。
手術後の当日は光源の周りに虹色のギザギザとした輪が見え、翌日からは光源の周りに薄い白色の輪が二重に見える「ハローグレア」と呼ばれる現象がありますが徐々に気にならなくなりました。

※なお、下画像のように術後1週間は保護メガネを装着し、就寝時は眼帯をテープでつけます。

品川近視クリニック「フェイキック手術ガイダンス」p.5より

※手術当日からそれ以降の注意事項については下図をご参照ください。

品川近視クリニック「フェイキック手術ガイダンス」p.6より

⑤手術後

手術後1週間は3種類の点眼薬を1日5回、それ以降は2種類の点眼薬を1日4回する必要があります。
そして翌日検査・1週間後検査・1ヶ月後検診で問題がなければ以降は年間の定期検診になるそうです。
ICL手術で角膜を切る関係で、自分では気にならない程度の乱視になりましたが(惹起乱視:じゃっきらんし と言うそうです)、視界がクリアで爽快感がすごいです!
結果的に私の視力は以下のように変化しました。

  • 左:0.6→1.2

  • 右:0.07→1.5

ただし、私の場合は切り口の炎症がひどい方とのことで強めの炎症を抑える点眼薬を渡され、術後は瞬きのたびに右目に痛みがありました。
そのことを差し引いても感動ものです。

ICL手術を終えて

ICL手術の1週間後検診を終えて、私はICLを受けてよかったと心から思っています。
朝起きてから視界がぼやけることなく、ドライアイに悩まされることもない(これは点眼薬が多いことにも起因しているかもしれません)ことで1日の元気な稼働時間が格段に増え、フットワークも軽くなっています。

ただし、本記事ではモヤっとしたポイントも踏まえて受けてよかったという結論に至っていますが、失敗や感染症のリスクも0ではありません。
すでにICLについて調べている方にとっては差し出がましく恐縮ですが、今一度時間をかけて冷静に決断していただきたいです。
本記事がその検討の一助になれましたら幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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