統計検定2級に合格する方法
2021年末に統計検定2級(CBT方式)に合格したので学習方法をまとめました。今後、本検定の合格を目指す方の参考になれましたら幸いです!
なお、学習開始時の筆者の状態は、2年前の大学院時代に評価実験をする流れで統計学を少し齧っていた程度です。学生時代に統計学の授業を1度はとったことがある方、私のように実験の中で統計学を少し齧ったものの雰囲気理解で止まっているような方におすすめの勉強方法になるかと思います。
概要
学習期間は2ヶ月を見積り、学習を開始する前に2ヶ月後の試験に申し込みました。試験日が決まっていることで毎日の学習時間確保や集中力を高めることができたのでお勧めです!学習時間としては、平日2時間と休日4時間ほどの合計120時間ほどだと記憶しています。(試験前2週間は焦りと追い込みで学習時間が増えました)
以下、実際の勉強の流れをご紹介します!
Step1:統計学に対する心のハードルを下げる
「統計学」と聞いて苦虫を噛み潰したような顔になる方はいらっしゃいませんか?私はなります。そのような方にお勧めなのが「マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説」です。こちらの本は統計学を学んだことがない方向けに、統計学の基本をわかりやすい例え&クスッと笑えるネタを交えてイケメンオオカミさんが教えてくれます。この本を使って、統計学の基本をふんわりと理解し、統計学の面白さを知りながら統計学学習の心の準備をしました。
Step2:統計検定2級の範囲を体系的に学ぶ
Step1の次は本格的に統計検定2級の範囲を学んでいきます。ここでお勧めなのが「統計WEB|統計学の時間」という無料のWebサイトです。こちらのサイトで知識のインプットをしつつ、付属問題を解いていくことでグッと理解が進みました。なお、本Webサイトを見ても理解ができなかったときはその内容を個別でWebサイト検索、Youtube検索をして自分にとってわかりやすい解説を探りました。なお、このWebサイトを使った学習は1周ではなく2周以上をお勧めします。内容が多いため、1周だけではところどころ忘れてしまう上に、2周目を行うことでに内容のつながりを意識しながら理解を深めることができるからです。
Step3:自分用のチートシートを作る
Step2を終えると、自分の弱点となる箇所や暗記が必要な箇所がわかってきます。他の方々のチートシートを参考にしながら(統計検定2級 チートシート で検索していました)、自分にとってのポイントをまとめたチートシートを作りました。チートシートは試験前の振り返りで使えるだけではなく、自分の理解の整理としても役立ちました。
Step4:過去問を解く
後はひたすら過去問(※こちらの過去問は既に古いバージョンとなっていますのでご注意ください)を解きます。こちらもStep2と同様に複数回解くことと、試験を意識して時間を測りながら取り組むことをお勧めします。間違った箇所があれば適宜Step2の統計WEBと最後に紹介するサブ教材を使って復習をしました。また、復習をして終わりではなく、間違った内容をStep3のチートシートに追記し、そのチートシートが自分にとっての統計検定2級辞典になるようにしていきました。
Step5:最新の過去問をCBT方式に見立てて解く
Step4では同じ過去問を複数回解くため、わかった気になってしまっている内容が隠れています。また、紙媒体とCBT方式では問題を解く感覚が異なるため、当日に慌てないようにCBT方式を意識してPCに最新の過去問を投影しながら最後の確認として実施しました(※最新の過去問と正解資料はこちらの統計検定サイトに掲載されています)。
そのほかサブ教材
そのほかにお世話になった教材は以下の通りです。
・統計学の図鑑(まなびのずかん):こちらは大判カラー印刷の書籍になります。図鑑という名前の通り、それぞれの検定の考え方や単語についてわかりやすく解説してくださっています。統計WEBと合わせながら、同じ内容でも異なる解説を見ながら勉強を進めることで理解が進みました。
・予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」:こちらはYoutubeチャンネルになります。再生リスト「確率統計」の全9講と「確率分布」の2講の解説にお世話になりました。講師のたくみさんの真顔でボケを放つ姿から一気にファンになりました!勉強を進める中での知識固めのために視聴しました。
以上が統計検定2級合格までに私が行った学習になります。合格した今でも、業務の中で活かせる知識・スキルにするために日々奮闘中です。今後統計学を学び始める方も、学び進めている方も一緒に頑張っていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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