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古色を出すための研究 その3
現役復帰したハッセルブラッド500C/M
![](https://assets.st-note.com/img/1680175037980-Whlx0VZZ76.jpg)
半世紀前に活躍していた中判カメラのハッセルブラッド500C/Mに、フジフイルムのPROVIA100Fを詰めて撮りました。デジカメに演じさせるのではなくて、いわば本人出演であります。しかし、古色が足りません。おそらく色味が素直すぎるからでしょう。むかしのカラーフイルムは見たままの色になりませんでした。経年による褪色とも違い、現像に出して同時プリントが出来てきたばかりでも、少し色味が違っていたのでした。あの微妙な色調のズレを表現したいのですが、まずは現用のフイルムの色味をそのままに御覧いただきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1680175908586-nXhnnD7zEX.jpg)
かつてハッセルブラッド500C/Mを主力機としていた頃、フイルムは専らフジのASTIAを使っていました。いまは廃番になっていますので、馴染みの無かったPROVIA100Fを使っています。ハッセルにつけたレンズは、黄色に転ぶ傾向がありますから、こんなに青みが強いのはフイルムの特性なのだと思われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680176359826-mFjU4B42wE.jpg)
設定としては1970年代に撮影した写真なので、このあと色味を弄りながら様々に試行錯誤する予定です。平素、私はシャープな絵柄を好みますけど、古色を出すには相応しくないので、フイルムの滑らかな絵柄を活かしたいと考えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1680178356944-1DiY8q2xEA.jpg)
かなり安直な手法ではありますが、モノクロ化も考慮のうちです。ただ、あまりに使い古されている手法だから、あまり積極的にやりたくないと思う次第であります。
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