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SIGMA fp を好きな理由③

愛着のある道具としてのカメラ

カメラマンである自分は仕事道具=カメラになるのだが今回は、生活の道具としてのカメラのあり方を自分なりに考えてみる。

生活に必要な道具と呼べるものは無数にある、その中でもコロナ禍における生活様式の大きな変化によって有用性が増したのがカメラだと思う。昨年、外出自粛に伴う在宅ワークや、ライブ配信をする方が急増すると当時に需要が延びたのが、ウェブカメラやキャプチャーデバイスだった。私もライブスイッチャーやHDMIキャプチャーデバイスを購入して、手持ちのカメラをウェブカメラ化する準備を整えた時期だった。

テレワークではそこまで気にならない事だが、ライブ配信においては映像と音声のクオリティーが、配信自体の価値を高める事にもつながると感じる方も多くなってきた時期に、UVCに初めから対応していて、ケーブル1本でウェブカメラとして使用できる SIGMA fp の話題が急上昇した記憶がある。

ウェブカメラとして使える事で、生活に必要な道具としての価値が上がった。

自宅で過ごす事が多くなった事で、自分の住まいを快適にする事の大切さが増した。家具を新しくしたり小物などを購入したり、部屋を模様替えしたりして環境を大切にしている方も多いと思う。私も同じで、古い家具をDIYでリメイクしたりして楽しんでいる。

自宅をオシャレにすると、次は料理やコーヒーやお酒など、外食できない代わりに自炊をより楽しむ様になった。料理に合わせて器も楽しんだりしていると、当然ながら写真に納めたくなる。SNSで誰でも自分の趣味などをシェアして人とつながる時代、ワンランク上の雰囲気でテーブルフォトを撮るのにカメラはとても重要だ。

自宅でのライフスタイルやパーソナルな空間の好きなモノやコトを発信するための道具として、美しい写真が撮影できるカメラが重要になった。

発信者と読者や視聴者が繋がる事によって、お互いの存在が閉塞感のある生活に広がりをもたらしてくれる。

カメラは人との繋がりをもたらしてくれる大切な道具になった。

緊急事態宣言が解除されても平常時の様に、自由に出かける事が難しい今、外出する事が今まで以上に特別な事になった、その特別な体験を記録する事も同様だ。特別な時間を共にする道具は機能だけではなく、デザインにもこだわりたい。所有欲を満たす洗練されたデザインのカメラを、お気に入りの鞄に入れて出かける事、自己満足的だが、それが幸せな事だと感じる。

特別な体験を記録するカメラはデザインも大切な要素、出かける事が特別になった今、特別だと思える気に入ったデザインの道具を持ち歩きたい。

ここまで書いてきた様に、写真を撮ることの意味が少し変わりつつあるように感じている、スペシャルな瞬間は、愛でるだけでも嬉しくなる愛着を持った、スペシャルな道具で撮影する事がある種の贅沢なのだと思う。

SIGMA fp は僕の小さな喜びも、フルサイズで記録してくれる。

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