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エーテンラボに入社して1年が経ちました

エーテンラボ株式会社の禁煙チームで、toCカスタマーサクセスをしているだいちです。2023年1月にエーテンラボに入社し、丸1年が経ちました。

このページでは、入社1年のあいだにどのような機会を得られたのかという観点での振り返りと、今後の展望について今の思いを書き残します。

主に担当した禁煙事業について

自分がこの1年で主に担当したのは、BtoBtoEモデルの禁煙事業「みんチャレ禁煙」でした。まずは簡単に禁煙事業について説明します。

契約先は健康保険組合(以下、健保)、もしくは企業です。

まずは健保について。健保は加入者の医療費の一部を支払う役割があるので、医療費の適正化にインセンティブが働きます。そこで我々が健保加入者の禁煙をサポートし病気のリスクが下がることで、中長期的にみると医療費が削減されていきます。また、健保自体が「加入者の喫煙率をxx%まで下げる」というKPIを掲げていることがあり、その目標が「みんチャレ禁煙」を導入していただく後押しをしてくれることがあります。

次に企業について。企業が禁煙を推進する動機で真っ先に挙がるのは社員の健康維持・改善です。他には健康経営銘柄やホワイト500を取得したいといったことも考えられます。健康経営銘柄等は社内の健康推進が活発である証拠なので、社員にとっての職場環境改善につながったり、外部の投資家や採用候補者からの評価が上がったりします。

健保や企業と契約した後、その社員に向けて禁煙プログラムを提供します。なのでBtoBtoEと表現しています。

入社から1年で得られた機会について

入社してからの1年間は禁煙事業に携わってきました。そこで得られた機会を3つに分けてご紹介します。

1:プログラム大幅ブラッシュアップの機会

2023年末時点の「みんチャレ禁煙」は、同じ禁煙という目標を持った人たちで5人1組のチームを組み、禁煙補助薬を活用しながら、そして仲間と情報交換をしながら3ヶ月で禁煙を目指すプログラムです。

現在は1月開始、5月開始、9月開始と、年3回に分けてプログラムを実施しています。1期が終われば振り返って2期に向けてブラッシュアップをする、2期が終われば3期に向けてブラッシュアップをする、ということを繰り返してきました。

弊社のバリューである Smart & Wild を体現しながら弊社禁煙チームのみんなとプログラムをテコ入れしていきます。自分たちで考えて、自分たちでスピード感を持って改善していくことができるので、個人的にはここが一番楽しいポイントです。プログラムは、ざっくり下記の流れでブラッシュアップをしていきます。

  1. データを見て、どこを伸ばすべきか、どこがボトルネックになっているのか等の課題を把握する(whereの特定)

  2. 課題がなぜ起きているのかの理由を特定する、あるいは仮説を立てるためにインタビューやデータの深掘り、ディスカッションを行う(whyの特定)

  3. 仮説に対して何を実施するか、どのように実施するかを決定する(what, howの決定)

  4. プログラムに実装し、実際にプログラムを回す(howの実行)

上記を繰り返した結果、1年前と今の禁煙プログラムを比較すると、まったく別物と言っていいほど生まれ変わり、より高いアウトカムを出せるようになりました。このスピード感が醍醐味ですね。

2:プログラム自動化の機会

プログラムの実装においては、いかに高い効果をいかに少ない工数で実現するかに気を配っています。私は実装部分を任されることが多かったので、いろいろなことの自動化にチャレンジする機会がありました。

CRMツールの導入から始まり、当該ツールを起点として諸々を実装していきました。

  • メールリマインドの自動化

  • SMSリマインドの自動化

  • CRMデータとみんチャレデータの繋ぎこみ

  • 条件を満たした人にクーポンの自動配布

  • Zoomウェビナーの参加有無情報の半自動管理

現在使用している主なツールは、ZohoForms・ZohoCRM・Zapier・スプシ・GASなどです。(どこまで行ってもスプシは神)

自動化の良い点は、「リアルタイム」に「パーソナライズ」された介入を「マルチチャネル」で実行できるところにあります。個人的にはユーザーへの介入はタイミングが一番重要だと考えています。

3:PMFの機会

現在「みんチャレ禁煙」がPMFしているかと言われれば、Noと答えます。しかし、チームの全員がたしかな手応えと共に、その予兆を感じ始めています。

PMFを目指すにあたり、マーケットの探索から始まり、マーケット理解のために対話や観察を繰り返してきました。そこで分かったことは今のマーケットには十分刺さっているし、もっとたくさんのデリバリーの仕方があるということです。

それだけでなく、もっと垂直方向に事業を広げていける可能性も感じました。今は「みんチャレ禁煙」というソフト面の支援をしていますが、敷地内禁煙を推進するといったハード面の支援、周りを巻き込んで禁煙推進していくための社内のチェンジマネジメントも必要です。

と言いつつ、すでに取り組みは始まっていて、禁煙推進担当者を支援するための勉強会、「禁煙推進を考える会」を定期的に開催しています。禁煙指導の専門家である大和先生にご登壇いただいています。

下記は第3回までのプレスリリースですが、第4回は400名以上の方にご参加いただきました。この人数を見ると、困っている人は多いことが分かるし、回を重ねるごとに参加人数が増えているので、さすが大和先生です。

まとめ & 今後の展望

  1. プログラム大幅ブラッシュアップの機会を得られた

  2. プログラム自動化の機会を得られた

  3. PMFの機会を得られた

私自身、PMFの概念は知ってはいますが、実際に体感したことはありません。しかし、社内には複数人のPMF経験者がおり、過去の経験を抽象化して、現在に転用すれば再現性が生まれます。おかげでPMFに手が届くと確信できているので、今後が楽しみですね。

次の1年のチャレンジはたくさんあります。

  • どれだけ参加者が増えようとも、質の良い体験を届けること

  • 「みんチャレ禁煙」の新しいデリバリー方法を実験すること

  • バーティカルな禁煙推進支援を探索すること

  • 禁煙の輪が広がる理想モデルを描き、社外の仲間を増やしていくこと

チャレンジしたいことが多すぎて、とても今のメンバーでは回しきれません。広がっている機会を逃さず掴むために、現在は採用活動を積極的に行っています。

我々と一緒にデカい山に登るチャレンジをしてくれる方、まずはカジュアル面談でお話ししませんか?

禁煙チームではセールス・toBカスタマーサクセス・toCカスタマーサクセスを募集しています!詳しくは下記の採用ページをご覧ください。採用ページにはPodcastもありますので、弊社の雰囲気を知りたい場合はぜひお聞きください。

ご応募お待ちしております!

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