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チームビルディングにおいて、ストレングスファインダーより使いやすい自己理解ツールを紹介します

こんにちは、「みんチャレ」を開発・運用しているエーテンラボのだいちと申します。

自己理解ツールでもっとも活用されているのは、おそらくストレングスファインダーでしょう。ただ、個人的にストレングスファインダーは、チームビルディングにおいては使いづらいなと感じていました。

チームビルディング目的であれば、ストレングスファインダーより扱いやすい自己理解ツールがあります。それは"ウェルスダイナミクス"です。(自分はこのツールの資格を持っていました)

このページでは、下記についてご紹介します。

  • ウェルスダイナミクスとは何か

  • ストレングスファインダーとウェルスダイナミクスの違い

  • 会社でウェルスダイナミクスのワークショップを実施した結果

ウェルスダイナミクスとは

ウェルスダイナミクスとは、上図のように、4つの周波数、8つのプロファイルで構成される自己理解ツールです。

4つの周波数であるダイナモ・ブレイズ・テンポ・スチールのパワーをそれぞれどれくらい持っているかで、8つのプロファイルのどこに当てはまるかが決まります。

無料でテストを受けられるので、ぜひ受けてみてください。 

ここからは簡単に4つの周波数について解説します。

上下のダイナモとテンポは、"思考特性"に違いがあります。

ダイナモは自分の内側からアイデアを発想するタイプです。人柄的にはスピード感があり、エネルギッシュな印象があります。

対してテンポは、自分の外側の環境やできごとを五感でキャッチして、それをもとに発想を広げていきます。ゆったりとしていて、柔らかな印象ですね。

左右のブレイズとテンポは、"行動特性"に違いがあります。

ブレイズは外向的な人で、他者と関わり合いながら行動する特性があります。社交的な人や感情表現が豊かな人はまさにこのタイプですね。

一方のスチールは内向的な人で、自分で決めて行動する特性を持っています。淡々としている人はこのタイプかもしれません。ちなみに自分はスチールです。

これらの周波数をそれぞれどのくらい持っているかでプロファイルが決まります。有料の詳細診断を受けると下記のように結果が出ます。

ストレングスファインダーとの違い

さて、本題のストレングスファインダーとの違いについて見ていきたいと思います。自分が感じているストレングスファインダーの強み弱み、ウェルスダイナミクスの強み弱みを下記にまとめました。

ストレングスファインダー

  • 強み:個人の強みを深く掘り下げられる

  • 弱み:チームで使えそうで使えない、ロールモデルが分かりづらい

ウェルスダイナミクス

  • 強み:誰とどのように協力すればいいか分かりやすい、ロールモデルが見つかりやすい

  • 弱み:最大8種類なので、分類が荒い

自分がストレングスファインダーに感じていたのは、個々人に最適化されすぎていて、解釈がむずかしいということです。

自分のTOP5は、親密性・最上志向・学習欲・個別化・規律性です。この結果から、自分が補完し合うべきは……どんな人だろう……と、すぐには見つけられませんでした。

一方、ウェルスダイナミクスは良くも悪くも分類が8つまでしかないので、自分が補完し合うべき人がすぐに分かります。自分はスチールが強いので、ブレイズの人とは良い補完関係になれるでしょう。

チームビルディングにおいて、この"認知負荷の低さ"はとても重要だと感じます。チーム全員が自己理解ツールの共通認識を持つのであれば、なおさら認知負荷は低いほうがいいでしょう。

少し逸れますが、個々人がロールモデルを探すときも同様のことが言えます。ストレングスファインダーのTOP5から支持すべき人を探すよりも、ウェルスダイナミクスの分類にもとづいて探すほうが簡単に見つかります。

会社でワークショップを実施した結果

エーテンラボでは月に1回ミートアップを開催しています。ある月のテーマが「お互いのことを知る」だったので、ワークショップ開催の手を挙げました。

開催中の声を抜粋すると、お互いの診断結果を見て「たしかにこの人はスチールだよね」とか「営業メンバーは業務的にみんなブレイズが強いものだと思っていた」などの声があがっていました。その人への見方をあらためて考えるきっかけになっていたら嬉しいですね。

その後、診断結果を知った上で実務の動き方を見てみると「たしかにテンポっぽい……」などの気づきも得られたようです。(ただし、バイアスがあるだろうことは本人も自覚されていました)

他人を捉え直す、という行為が見られたので、目的であった「お互いのことを知る」は多少なりとも達成されたのかなと思いました。お互いの特性の理解が深まると、心理的安全性も高まるので、これからも活用を続けていきたいです。

その人の特性に確信が持てていくと、任せるべきことや巻き取るべきことが自ずと見えてきます。チームビルディングは、他人の解像度を地道に上げていく道のりでもあります。その一歩を手助けできたなら嬉しいなと思います。

おわりに

その後もシャッフルランチをダイナモ・ブレイズ・テンポ・スチールで一組にしてみたり、活用は続いています。弊社には自分に加えてもう一人自己分析オタクのブレイズの方がいて、うまくみんなを巻き込んでくれました。(自分は圧倒的に苦手なことですね……)

今回のワークショップの裏目的は、チームの心理的安全性を高めることです。弊社はわりと心理的安全性に定評のある会社だと思います。(当社調べ)

このようなカルチャーの会社に興味がある方は、ぜひ採用ページを覗いてみてください。最近はBtoBの禁煙事業や、BtoGのフレイル予防などに力を入れているヘルスケアスタートアップです。

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