見出し画像

#11 走り込んだら後半バテなくなるのか?

こんばんは。
今回のテーマはお客さんとの話の中で出てきた「走り込んだら後半バテなくなるのか?」問題について話していこうと思います。

私の結論からいうと、『後半バテてしまう原因は一つじゃないから実際の試合をみてみないとわからんよね』です。
まぁこれやっときゃ良いって人は信じられないですよね。

※ちなみに今回は走り込みじゃなくてHIITの方が良いとか、そういうことを言いたいわけじゃないので、HIITも含めた持久系トレーニングを走り込みと一括りにしてます。

後半バテてしまう原因って?

それじゃあ、後半バテてしまう原因って何があるんでしょうか?

考えられるところでいうと
・単純な持久力不足
・筋力不足
・身体の動かし方が下手
・戦術的な理解度

などが、大きく影響しているケースが多いです。
それではさくっと説明していきますね!

単純な持久力不足

まずは、そもそも1試合を戦い切るだけの持久力がないケースですね。

この場合は単純に持久力を高めることが問題解決になるので、一番わかりやすいですね。

筋力不足

ここからが少しトリッキーで、単純に持久力を鍛えたところで効果が現れないケースです。

それに「筋力不足」が原因の場合は、持久力テストの数値がそもそも高い選手が多かったりするので、伸び代もかなり少なかったりします。

持久力があるのになんで後半にバテるのかというと、試合中のコンタクトだったり、切り返しや減速のたびに筋力がない選手は筋力がある選手に比べて疲労の蓄積が大きくなって、その積み重ねで後半足がとまります。

身体の動かし方が下手

筋力はあるけど当たり負けしやすいとか、切り返しとか減速でキレがないという選手はその動きが下手くそなケースが多いです。

このパターンも筋力不足と同じく、その動作をやるたびに他の選手よりも全力でやらなくちゃいけないので、後半には披露してしまいます。

戦術的な理解度

端的にいうと、全力を出すところとサボるところを理解しているかです。

上記の3つが完璧でも、なんでもかんでも全力でやってたら、どんなスポーツでも1試合持ちません。

こういう選手は、トレーニングというより競技練習だったり、自分が出ている試合を客観的にみてみたりすると改善されるケースが多いようです。
※どちらかというと監督・コーチの役目になりますね。

さいごに

後半バテてしまうと一言にいっても理由は様々です。

だから、他の選手と比べて
・筋力はどうなのか?
・持久テストの数値は?
・試合中の無駄な動きは?
というのを客観的にみて、可能性の高いものからアプローチをしてみると良いんじゃないでしょうか?

「バテる=持久力がない」という短絡的な考えにならないように