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この絵を書かせてくれた方は 組織に対する 仕事の熱量を 伝えてくれた 穏やかな語り口調の中に 時折 深く 重い インパクト 自ら場を立て 人に直接関わる 願いを込め 想いを織り込み 仕立て上げる ただし 場は生き物 絶対に成功する方法は 無い たとえ どんなに丁寧に準備をしても たとえ どんなに深く願っていても 産み出された結果に 納得がいかず 涙を流し 話し込むことも ある ほんとうに 参加者を信じれていたか 恐れに負け 妥協をしなかったか 最後まで
この絵を書かせてくれた方は ある山での出来事を 話してくれた そこでの体験が 誰かに 届けたい景色なのだと 山頂への道のりは 険しい 天候は安定せず 足取りも重い 周りを囲む 木々ですら 得体の知れない 怪物のように見えてくる 風が吹くと その怪物が 唸り声を上げているように 聞こえる 滴る汗が いつのまにか 冷たく感じる 心臓の音が 耳に残る こわい こわい こわい とてもじゃ無いけれど ひとりだけでは 登れない 誰かが いなければ その道を 越えてい
痛いことは 嫌だ 傷つくことも 避けたい 好きな人なんて いない けれど それを知った上で 痛く 傷がつくことを 知った上で 歩みを進める人が いる この絵を 書かせてくれた方は とある社会の痛みに 身を投じようとしていた かつて 距離を置いた痛み 自ら 蓋をした痛み それが 今になって 目の前に 現れた 社会には痛みが 数多くあるけれど 自分ごととして 痛むことができる痛みは その人が扱うべき 痛みなのだと思う 大きな痛みに 戸惑いを感じつつも 取り組むこと