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熱中症対策のまとめ

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熱中症は、正しい知識があれば、その発症リスクは軽減できます。 まず、熱中症の発生に対する一番の対策は、熱中症を知ることです。 “なぜ熱中症になるのか” をきちんと理解できれば… もっと読む
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記事一覧

熱中症対策の振り返り

熱中症は、正しい知識があれば、その発症リスクは軽減できます。 まず、熱中症の発生に対する…

脱水とパフォーマンス発揮 スプリント

スプリント・ジャンプ力に対する脱水の影響体重の3%の脱水によって、自転車での全力ペダリン…

脱水とパフォーマンス発揮 認知

認知機能に対する脱水の影響スポーツにおけるパフォーマンス発揮には、持久力や筋力などのほか…

脱水とパフォーマンス発揮 持久力

持久力への影響スポーツ時に脱水状態になると、パフォーマンスが悪くなることはみなさんもなん…

脱水とパフォーマンス発揮 筋力

筋力への影響前回は脱水が持久力に与える影響について書きましたが、では筋力発揮への影響はど…

脱水とパフォーマンス発揮

はじめに前回までは、脱水の評価方法について話を進めてきました。脱水の評価がなぜ必要かとい…

脱水の評価 尿比重②

尿を用いた脱水の評価(2)はじめに今回は前回に引き続き、具体的な数値による脱水の判断基準と脱水評価の実践についてお話ししたいと思います。 尿比重の判断基準尿比重を用いた脱水レベルの判断基準の多くは、尿比重が1.020以上であれば”脱水”、それ以下であれば体水分状態は”正常”と判断されています。また、計測試験紙や目視による判定の場合は、前回紹介したArmstrongの指標を用いて、”4”以上を脱水と判断します。 脱水状態であることが確認された場合は、対策を取ることが必要です。

脱水の評価 尿比重①

尿を用いた脱水の評価(1)はじめに体重の変化と同様に、尿を利用して身体の脱水レベルをチェ…

脱水の評価 体重③ 起床時の変動

起床時の体重を用いた脱水の評価前回に引き続き、今回は起床時の体重の変動からみる脱水の評価…

脱水の評価 体重② 運動前後での評価

体重測定のタイミングと運動前後での脱水の評価 体重測定のタイミング体重を測定するタイミン…

脱水の評価 体重① 体重の基本

体重の変化が意味することとその測定 はじめに前回は体水分状態の指標、特に脱水状態を評価す…

脱水の評価

・体重階級制のスポーツでは意図的に脱水を利用することがある ・定期的な脱水状態の評価は全…

実践的な暑さ対策について 水分補給②

水分補給について(2)・基本的な水分補給目安量は体重の2% ・自由な水分補給ではなく、予め…

実践的な暑さ対策について 水分補給①

水分補給について・自身の脱水量を知ることが大事 ・水分は適度に冷やしたものを小まめに摂取 ・体重の2%を目安として運動前・運動中・休息時間を合わせた事前の水分摂取を計画 暑い環境下で運動を行うと発汗によって体重が減少します。1回の運動による体重減少量は体水分量の減少、つまり発汗による脱水と考えて良いので、運動前後の体重を量ることは効果的な水分補給を行う際の重要な手がかりとなります。 脱水が体重の2%までであれば著しい体温上昇の心配はありませんが、それ以降1%の脱水につき、直