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今週のリフレクション【どこでもオフィスの時代(一般社団法人みつめる旅)】

今週は一般社団法人みつめる旅著「どこでもオフィスの時代」を振り返ります。ザックリ3点で要約すると・・

1.ワーケーションとは、オフィスや自宅以外の自分の好きな場所を選び、WORK(仕事)とVACATION(休暇)のバランスも自分の好きなように決めて過ごすこと。自分が生きたい人生までの「あと一歩」を踏み出す一番大事なきっかけが「場所」。自分自身にフィットする場所を見つけて、人生の主導権を取り戻す。ワーケーションは人生のターニングポイントを見つける一つの方法。ワーケーションは転職活動や副業に似ている。wantの発見→能動性の再起動→結果の引き受け。この流れが人生に変化を起こす。

2.大切なのは、WORKは忘れて「今、一番行きたいです場所」に行くこと。その場合に惹かれる本当の理由を知る。場所の魅力を堪能するために、自分で時間の使い方を即席でデザインする。限られた時間を、自分は今何に使いたいか?「どっちも」のプレッシャーから自由になり、本当に欲しいものにリソースを集中する。わがままになるほど、刺激は量も質も最高になる。旅の中に偶発性を盛り込むことで、予期せぬ刺激と出会う。

3.良いワーケーションとは、通信環境以外の内容も充実しているか?お金で買えない価値を感じる刺激があるか?自分から動ける人がたくさん参加しているか?地域の人や企業が関わっているか?余白を日常のWORKで埋めず、非日常のWORKに時間を割く。データではわからない対感知を大切に、課題発見の前に、地域を知って好きになる。会社を辞めなくても、自分の好きな「場所」と「時間」を自由にデザインできる時代が訪れている。ワーケーションが万能薬ではなく、楽しく生きる人が増えることが万能薬。

自分のキャリアのゴールが「隠れた自分らしさを発揮してイキイキ働くこと」だとすると、そのプロセスとしてワーケーションは踏み出しやすいライトな選択肢になると感じました。

普段、自分の生活圏内で過ごしていると、どうしてもいつもと同じようなパターンの繰り返しに陥ってしまいます。いつもと同じようなパターンからは、なかなか自分の「隠れた自分らしさ」は発掘できません。

では、どうしたらいいのか?

世界的なコンサルタントである大前研一さんは「時間の使い方を変える」「場所を変える」「付き合う人を変える」ことしか、自分を変える方法はないと言っています。そして、ワーケーションにはこの3つが揃っているように思います。

まず、普段とは違う「場所」に行きます。そして、現地の人と交流することで「付き合う人」が変わり、その場所ならではの経験をすることで「時間」の使い方が変わります。

個人的には、これを旅行という非日常の中ではなく、ワーケーションという日常に近い状態で経験することに意味があるように思います。「いつも」の環境を一時的に変えることで、自分の価値観へのゆらぎが起こる。それを内省することで、隠れた自分らしさに近付くことができる。

書籍で転職や副業に近いと書かれているのは、こんな意味ではないかな?と思います。難易度としては、ワーケーション→副業→転職、といった感じでしょうか。そういう意味では、ワーケーションでは「ゆらぎ」が大きいほど価値観と向き合う機会になりそうなので、アクシデントは大歓迎したいですね。

ワーケーションをただの福利厚生としての息抜きとしてではなく、自分の価値観と向き合うチャンスとして捉えられた時、本当の威力が発揮されるように思いました。

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