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今週のリフレクション【スキルマッチング型複業の実践書(大林尚朝氏)】

今週は、大林尚朝さん著「スキルマッチング型複業の実践書」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・

1.少子高齢化で労働力人口が減少し、オンライン化でライフワークの理想型を再定義され、複業の機会は開かれてきている。複業転職や複業起業も広まってきた。複業の一番のメリットは、何かに挑戦したい時に大きく環境を変えることなくチャレンジできること。複業は第2、第3の仕事の居場所で新しい自分と出会う旅。実現の前提として、タスク管理と生産性のスキルは必要。

2.複業をはじめるときに大事な5つのこと。①複業の目的/目標を決める。金銭報酬→なぜ副収入が必要か、具体的にいくら必要かを設定。スキル報酬→再現性と汎用性のあるスキルを習得。キャリア報酬→未経験からの脱出+スキル掛け算を実現。感情報酬→貢献、学びからのウェルビーイング。②自分にスキルのハッシュタグをつける。徹底的に具体化する。

3.本業の就業規則やルールを確認する。上司や同僚にしっかり伝える。④複業時間割を設計する。コの字/イコール/モーニング特化/夜行性/フレックス/休日特化。⑤複業先を複数の方法で探す。リファラル/人材紹介/マッチングプラットフォーム/SNS。複業に求められる即戦力とは、実行力とコミュニケーション(特にテキスト)。確認/理解の意思表示の早さ、断る勇気、アラートを出す、1on1の依頼が重要。

複業をする目的は人それぞれだと思いますが、自分の場合は、完全に「感情報酬」からのスタートです。書籍にある通り、色々と発信しているうちに自分にハッシュタグがつき、結果的に声をかけてもらう機会に恵まれ、貢献がドライバーとなって引き受ける。このサイクルを回しているように思います。

ただ、結果的に、本業では身につきにくい経験から学びがあり(スキル報酬)、お声がけいただく幅も少しずつ広がり(キャリア報酬)、経済的にもフィードバックをいただけるようになりました(経済報酬)。私の場合はこの順番でしたが、どの目的から入っても、結果的には全ての報酬を得ることはできるように思います。

ただし、4つがつながるためには「直感でとびつく」が大切な要素だと思います。状況が流動的に日々変わっていく中で、突然タイミングが訪れる感覚があります。この時、うじうじ考えずに、ちゃんととびつけるか。そして、とびつくためには、頻繁に自分の気持ちと向き合って、気持ちの動きをキャッチできる訓練をしておくことが必要だと思います。

来るべきチャンスのために磨くべきは、過度な知識やスキルではなく、自分の気持ちの変化に気づけるアンテナ。そんなことを考えさせられました。

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