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今週のリフレクション【14歳の自分に伝えたいお金の話(藤野英人氏)】

今週は藤野英人さん著「14歳の自分に伝えたいお金の話」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・

1.お金はこれまでの努力や環境、人間関係、全部の結果があって引き寄せたもの(過去の缶詰)。そして、お金を使って何をするかという選択が未来を形づくっていく(未来の缶詰)。お金の使い方の変化は人生の変化。お金は価値交換ができる便利な道具で、お金が人の努力や才能を引き出して文明社会の発展は加速した。経済は互助関係であり、価格はお互いの得で決まる。

2.経済のサイクルは消費がなければ動き出さない。人間の本音(意思)は買うに表れる。手元にある千円札は未来をつくる投票券。使って終わりではなく、使うことから始まる。日本人は貯金が大好きすぎる。銀行は集めたお金を社会に循環させている。寄付は消費を生み、社会全体の経済を活性化させる。投資家は、お金を持っている人とやりたいことがある人をつなげる仕事。

3.自分の人生の主人公は自分。夢が先で、お金は後。いつでも再挑戦できる環境を保障されている。働く=所属ではなく、立ち去る自由を持っている。給料の主は会社の外にある世の中。仲間の賛成があるならルールは変えていい。読書はまだ見ぬ広い世界に触れられる。人生を守ってくれるのは、知恵・仲間・勇気。この時代を共に生きている仲間として、様々な世代とつながることができる。

なんとなく、お金の本を読むことに抵抗があって、なんとなく避けてきました。お金は生きていく上で絶対に必要だし、志を実現するにも必要だし、大好きな趣味を楽しむにも必要だと理解はしています。でも、お金の話をするのは、なんだか品がないように感じてしまうのが本音です。

なんでそう感じてしまうかを考えると、自分が憧れる人がお金のインプット(収入)の話はせず、アウトプット(使い方)の話をすることが多いのが関係しているように思います。書籍によると収入は過去の缶詰、使い方は未来の缶詰です。収入の話をするのは、なんとなく過去の自慢をしているように感じて、品がなく思えてしまうのかもしれません。

では、憧れている人がどんな未来へのお金の使い方をしているのか?というと、自分の体験への投資です。自分を成長させて、キャリア資本を貯めていくきっかけになる体験への投資。書籍にもある通り、お金の使い方には価値観が出ます。自分は成長とは価値観をアップデートすることだと思っています。どうやら、私は価値観をアップデートさせる新しい体験をたくさんしたい、と思っているようです。

価値観だから、何が良いということはないと思います。ただ、自分の肌には合わないお金の話をしている人はどんな価値観を持っているのか?そんな観点を持って話が聞けると、世界が広がるように思えました。

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