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【スポーツ基礎】コンディショニング

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スポーツにおいて、非常に重要だけどおいていかれがちなのがコンディショニング。コンディショニングについて、色々説明したいと思います。
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#スポーツ

コンディショニングを考えよう

スポーツにおいて、大会や試合で勝利する、さらには記録を出すためには、「いかにベストパフォーマンスを発揮できるか」ということが重要です。ベストパフォーマンスを発揮するというと、ついついトレーニングに目が行きがちではないでしょうか? しかし、日々のトレーニングで、基礎的な能力が向上したとしても、その能力を大会や試合で十分に発揮できなければ意味がありません。疲労が蓄積していれば、動きが鈍くなり、本来の力を発揮できないということもあるでしょう。さらに、最悪の場合、怪我や事故を起こし

日々の自分を記録しよう

日々の自分を記録しようスポーツにおけるパフォーマンスを向上させたい人や、より一層健康的に身体を鍛えていきたいという方々は多くいらっしゃると思います。ただ、がむしゃらにトレーニングや運動を行っているということはありませんか? 日常的に自分のカラダに関する記録をつけ、自分自身の状態を知ったうえで、トレーニングや運動を行うことが非常に大事です。 また、絶対的な値や平均値との差にばかり目が行っていることはありませんか?それもまた指標の一つではありますが、絶対的な値よりも、日々の変化か

知っているようで知らない心拍数

心拍数って何?最近では、スマートウォッチの普及などにより、簡単に心拍数を測ることができるようになってきました。 では、その心拍数とは一体何でしょうか?すでにご存じの方も多いと思いますが、改めて確認してみましょう。 心拍数は心臓から血液が送られる回数のことで、基本的には1分間ごと算出します。心臓は常に全身に血液を送り続けており、人間にとってのエンジンみたいなものです。つまりエンジンの状況=心拍数であり、心拍数の見方を知ることによって自身の体の体調や状態を知ることができます。

静止状態でのバランスをチェックしよう

スポーツでのバランス能力の重要性スポーツでパフォーマンスを発揮するために”バランス”に注目している方は多いかと思います。筋肉の左右差や動作を行っている際のバランス、体幹などなど。もちろん高いパフォーマンスを発揮し、安定した結果を出し続けるためにはバランスはとても重要な要素といえます。 しかし、多くの人が試技中のバランスや体形的なバランスを気にしている一方で、”静止した立位”のバランスを気にしている人は意外と少ないのではないでしょうか。 静止した立位状態のバランス 姿勢を見る

安静時心拍数を計測する意味

安静時心拍数とは安静時心拍数という言葉をご存じでしょうか? 言葉では聞いたことがあっても、実際に測ったことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 安静時心拍数とは、目を覚まし、安静にしている状態での1分間の心拍数をいいます。健康な成人の安静時心拍数は、個人差がありますが、約60~100回/分です(1)。 この安静時心拍数を計測し、データを活用することで、ご自身の体調を把握することができます。また、スポーツでは持久力レベルを把握することができます。 安静時心拍数の計り方