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「SETAGAYA SIXES ダブル・ゴール・リーグ」が10/7開幕!

ロサンゼルス五輪の新競技にラクロスは採用されるか?

6人制ラクロス「SIXES(シクシーズ)」という競技があるのをご存じですか。

1チーム10人で戦うラクロスを、展開の速さを重視しながらルールをシンプル化、観戦しやすくしたもので、サッカーで言えばフットサル、ラグビーで言えばセブンズ(7人制ラグビー)のように「小型化」されて出来た新しい競技です。

この競技が開発された背景には、2028年のロサンゼルス五輪で、何とかラクロスを競技種目に加えたいという思惑があるようです。来たる10月15-17日にインドのムンバイで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、「SIXES」が採用されるかどうかが注目されます。

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新競技「SIXES」のリーグ戦を始めます!

私たちスポーツコーチング・イニシアチブ(SCI)では、これまでにラクロスの指導者や選手たちに対して、チーム単位で「ダブル・ゴール・コーチング™」の考え方をお伝えする活動をしてきました。「ダブル・ゴール」とは、スポーツで「勝つ」ことばかりを追求するのではなく、仲間や対戦相手、周囲の人をたいせつにしながら人間的に「成長する」ことも追求して、「二つのゴールを目指す」という意味です。

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そんなSCIが、この秋から取り組むのが、新競技「SIXES」のリーグ戦「SETAGAYA SIXES ダブル・ゴール・リーグ™」です。

「ダブル・ゴール」に対する理解が広がるのを実感した私たちが、次に具体的な実践の場として注目した競技が、6人制ラクロス「SIXES」でした。

日本ではまだまだマイナースポーツの域を出ないラクロスは、中高生年代の大会が少ないために、競技を続けることが難しい状況があります(ことに、日本では女の子が中学・高校進学時にスポーツから離れてしまう傾向にあります)。そんな中で、プレイだけでなくファッションなどでも女子に人気の要素があり、少人数でチームを組むことができる新競技「SIXES」の特長を活かして、中高生向けのリーグ戦を組めないかと考えたのです(※もちろん男子チームも参加予定です)。

中高生になっても、ずっとこの楽しさを

このリーグには、「ダブル・ゴール」の考えかたにのっとって、ユニークな特長があります。

  1. 登録選手全員に同等のプレーイングタイム
    試合は選手にとって貴重な「成長の機会」なので平等に与えられるべき、という考え方に基づいています。

  2. コーチによる選手への暴言・侮辱的な言葉遣いの禁止
    まずは選手たちのやる気(感情タンク)を満たすことで、技術的成長と人間的成長を引き出し、結果としてゲームでの勝利にもつながると考えています。

  3. 試合後のポストマッチミーティング
    両チームの選手がお互い感想を述べあうことで、コミュニケーション能力や考える力のレベルアップを促し、相手への尊敬の気持ちを育みます。

ポストマッチミーティングの様子

リーグ戦は10月7日に3チームが参加して開幕予定(最終的には13チームが参加予定)。選手たちが保護者やコーチと一緒になってスポーツを楽しく続けられる「場」を目指して、私たちの新しいチャレンジが始まります。

参加してみたい方、サポートしたい方、応援したい方はもちろんのこと、のんびり観戦してみたいだけの方も大歓迎です。みんなで新競技「SIXES」を楽しみ、盛り上げましょう。

夢は大きく、オリンピック代表!

ちなみに日本は男女ともにラクロスの世界ランキングは5位。ひょっとすると、このリーグの参加者の中から、5年後のオリンピックの日本代表選手が生まれるかもしれません。あながち夢物語ではないはずです(というか、夢そのものかもしれません)。

さて、10月半ばのオリンピック追加種目の発表やいかに。
楽しみに待ちましょう。


▼「SETAGAYA SIXES ダブル・ゴール・リーグ」を担当する人

吉武 裕平(よしたけ ゆうへい)

SCIでは「ダブル・ゴール・リーグ™」の企画・運営を担当する46歳。趣味は建築巡り、180cm超の図体に似合わずインテリアコーディネーターの資格を持つ。



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