ウロボロス

トランプ大統領が説く人を殺す事の『正しさ』とは何か。【ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリを読んで】

南野がリヴァプールに移籍し、初先発というサッカーファンとしては何とも嬉しい状況に直面している中で書くnoteです。

こんばんは。宮崎です。

今日は、温泉に行ってずっとゆったり過ごしていました。
平日のもっと空いている時間に通いたいなあ。。

さて、今日全25巻の『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ』を読み終えました。

一人の警察官と一人の極道、二つの龍が自らの育ての親を殺した犯人を復讐する物語です。

この漫画では『正しさ』とは何かについて常に問いかけさせられます。

今日はその『正しさ』をテーマに買いていこうと思います。

【1】トランプが司令官を殺害した事は正しいのか

私たちは、常に様々な選択肢の中から一つの行動を選びますが、
その行動が『正しい』と主張するためにはに何が必要なのだろう。

ちょうどこの漫画が終盤に入った頃に以下のニュースが飛び込んできました。

出典:https://www.huffingtonpost.jp/entry/trump-iran_jp_5e0fef9de4b0b2520d2190e0

トランプはイランの司令官の殺害を『正しい』と主張しています。
Twitterでも大きな議論になっています。

この際、正しいという判断は何によって行われるべきなのでしょう。

私は二つの視点で世の中は判断していくのだろうと考えました。

一つは、人類の存続(世界の多くの人々)にとって有益であったか否か
もう一つは、倫理的に殺害は正当性があるの否か

要するに有益かどうかという世の中にダイレクトに具現化された概念と
倫理という抽象化された概念の二つで考えなければならないでしょう。

このように考えた背景はウロボロスにあります。

【2】ウロボロスにおける正しさ

ウロボロスでは主人公が、復讐を遂げる中で多くの犯罪者を殺し真相を突き止めていきます。

私たち読者からすれば、犯罪者が殺されるのは因果応報であり、主人公たちはその正義の執行者だ。と感じてしまいます。(クズみたいな人ばっかなので...笑)

しかし、それは一方向しか見えていません。

なぜなら彼らもまた犯罪者だからです。

犯罪者を殺せば殺すほど、彼らは人類の幸せにとって貢献しているように見える反面、彼らも殺人を犯す犯罪者なのだから、正しくはないはずなのです。

【3】正しさを追求するために

倫理はおそらく、人類が調和していきて行くために必要な概念です。

倫理という概念がなければ、人類はお互いを殺し合うことを当たり前のようにやるに違いないのです。

先人たちが多くの戦争で学んだ、当たり前を私たちは引き継がなければならいのです。

一方で私たち自らの行動が必ず正義であると錯覚します。

その中で、私たちが今後常に『正義とは何か』『正しいとは何か』を問い続けなればならないです。

私の意見で言えば、トランプに正当性はないと私は考えます。
イランの今後の対応が容易に想像できることはもちろんですが、
倫理というものを遵守すべき理由は人が人らしく生きるためにあると思うので正しいはずがないんです。

人を殺すのは、"間違った"道であると認識する事が重要であるのです。

拙い文章でしたが、もし読んでくださった方がいらっしゃれば
一読していただきありがとうございました。

良い1日をお過ごしください。


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